ソウル特別市江西区議員訪問団 小樽市議会訪問

 小樽市(迫俊哉市長)では、2010(平成22)年7月にソウル特別市江西区と姉妹都市提携を結び、市民使節団や青少年交流団の相互訪問により友好親善を深めてきたが、ここ3年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で交流が途絶え、姉妹都市提携10周年記念事業も中止となっていた。

 

 12月26日(月)から北海道を訪問中の同江西区議員訪問団一行12名が、27日(火)9:30から小樽市議会を表敬訪問した。

 

 これまでの使節団とは違い、ソウル特別市江西区議会運営委員長のパク・ソンホ氏、同会行政財務委員長のキム・ソンハン氏、同会未来福祉委員長のカン・ソニョン氏らが、市役所(花園2)3階第1委員会室に集まり、鈴木喜明議長・千葉美幸副議長・中村吉宏議員・秋元智憲議員と、中村哲也議会事務局長らが対応した。

 

 鈴木議長は、「江西区の皆さんにお会いでき大変嬉しく思う。6月の江西区の新区庁長の当選を区切りに、更に両都市の交流に対して一層の支援をお願いする。来年10月の祭りには、江西区を訪問して祭りを盛り上げたい。ぜひ小樽の冬も楽しんでもらいたい」と歓迎した。

 

 パク運営委員長は、「皆さん温かく迎えてくれてありがとう。江西区と小樽は歴史がある姉妹都市で、2019(平成31)年2月を最後に3年間コロナで訪問できなかった。小樽との交流を再開し、関係を重要視し、小樽で勉強し深い絆を作りたい。交流がなかった3年間で江西区も随分発展した。10月開催のまつりにはおもてなししたい」と挨拶した。

 

 歓談の中で、これから始めようとしているふるさと納税についてや、両市の訪問時に割引を考えもらいたいとの要望があり、お互いの訪問で実施できればとした。

 

 小樽市からは、友好の証として硝子の置物を、江西区からは朝鮮時代の有名な画家が描いた寺の絵をプレゼントし合い、記念撮影をするなど、終始和やかな雰囲気に包まれていた。

 

 一行は議場を見学してから小樽運河に出かけ、その後、北海道をめぐり29日(木)に帰国する予定。

 

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