北方領土返還要求パネル展と署名活動 ウイングベイ小樽

 国が2月7日を北方領土の日と定め、2月と8月は北方領土返還運動全国強化月間として、北方領土復帰期成同盟後志地方支部(上岡雄司支部長)と後志総合振興局と小樽市(迫俊哉市長)が主催し、2月3日(金)11:00~15:00に、ウイングベイ小樽(築港11)5番街1階ネイチャーチャンバーで、3年ぶりとなる北方領土返還要求運動を行った。

 

 上岡支部長をはじめ、3団体8名が返還を訴える襷をかけて、北方領土に関するパンフレットや啓発物を来場者に配布しながら署名活動も行い、北方領土に関するパネルを展示してより理解を求めた。

 

 北海道東の沖合に位置する択捉島・国後島・色丹島・歯舞群島を合わせた4つの島(面積約5,000㎢)を北方領土と呼び、いまだかつて一度も外国の領土になったことがないが、現在ロシア連邦が実効支配している。日本政府は、4島は日本の領土であり日本に返還を主張し、ロシアとの交渉を進めている。

 

 同支部・福家直人事務局長は、「2年間コロナ禍でできなかったが、3年ぶりに開催でき良かった。啓発活動を通じて、多くの国民に北方領土返還の機運を高めてもらいたい」と期待した。

 

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、2020(令和2)年度と2021(令和3)年度は中止に、2019(令和元)年度は575筆の署名が集まり、今回2022(令和4)年度に期待が高まる。

 

 署名した男性は、「ロシア情勢が厳しいが、北方領土は日本のものだと思っている」と話していた。

 

 小樽市内では、北方領土返還運動全国強化月間(1月21日~2月20日)に合わせ、小樽市役所(花園2)別館案内・塩谷サービスセンター(塩谷1)・駅前サービスセンター(稲穂2)・銭函サービスセンター(見晴町3)に署名コーナーを設置し、重点的な返還要求運動を実施している。

 

 ◎小樽市〜北方領土返還要求運動(外部)

 ◎内閣府〜北方領土返還要求運動(外部)