小樽港で歓迎式典 米海軍巡洋艦・スミス艦長3度目の寄港

 2月6日(月)午後に小樽港中央ふ頭第4番岸壁に接岸した、米海軍ミサイル巡洋艦アンティータム(ウォーレン・D・スミス艦長)に対し、翌日7日(火)10:00過ぎから同船格納庫で、ウォーレン艦長、副司令官のジョセフ・トレーガー中佐、コマンドマスターチームのアントニオ・ロバーツ氏、在札幌米国総領事館・マーク・ウェベルス首席領事、大川久美子自衛隊小樽協力会会長らが出席して入港歓迎式が開かれた。

 

 大川会長は、「歴史的建造物を活用した美術館など、多くの観光スポットがある。雪景色に包まれ厳しい寒さが続いているが、しっかりと防寒し食事や散策を楽しんでいただければと思う。皆さんが小樽の街を楽しまれることを心から祈念する」と挨拶した。

 

 ウォーレン艦長は、2017(平成29)年7月と2018(平成30)年2月に小樽に寄港し、今回3度目となり、「美しい町に受け入れていただき感謝する。素晴らしいガラス工芸・寿司やラーメンがある美しい歴史的なまち・小樽を再び訪れることができ本当に光栄だ。

 

 米国艦船の艦長として小樽を訪れるのは今回で3度目。自衛隊小樽協力会の山本信彦前会長はとても寛大な方で、私たち米海軍をいつも温かく迎えてくれた。この度の訃報に接し悲しい気持ちになった。非常に素晴らしいリーダーの山本様のご逝去を心よりお悔やみ申し上げる」と述べた。

 

 ウォーレン艦長を囲んでの会見では、親善入港ではなく通常入港の理由について、「過去にはすべて親善寄港だっと思うが、新型コロナウイルス感染症の感染状況を考え、感染のリスクを軽減するため、市民に対しても交流イベントはできず通常入港とした。

 

 2018(平成30)年には高校生とバスケットボールなどをしたが、将来的にコロナが落ち着いて機会があったら、ぜひ参加したい。乗組員もバスケットボールをとても楽しんでいた。運河の掃除もまたできたらと思う」と答えた。

 

 また、小樽市から提出されているコロナ対策の徹底について、どのような徹底をしているかについては、「乗組員はすべてワクチン接種を済ませている。在日米軍からのコロナ感染対策の指針も出ていて、それに従っている。

 

 前回は、沖縄に寄港し14日間海の上にいて感染者は全く出ていない。今回の寄港中は、徹底した感染対策を取ることに変わりはない。飲食店や雪まつり・小樽の街など、マスク着用の義務がある場所では、必ずマスク着用するよう伝えている」とした。

 

 あらためて小樽の印象を聞くと、「3回目となり、個人的に自分は恵まれていて、小樽への寄港が一番多いと思う。

 

 いつ来ても美しい町。今回は雪が多いが、雪の風景も美しい。乗組員は、小樽の寄港を喜んでいる。スキーができる季節にできる場所に来るのは珍しいことで楽しみのしている。札幌の雪まつりの時期と被るのも3年ぶりで名誉だ」と話した。

 

 市民団体からの核兵器搭載についての抗議については、「米国の方針として、艦船に核兵器搭載しないという決まりがあり、するかしないについても言及しないとあるが、今回の寄港は、あくまでも通常寄港で、乗組員の休養や船の補給をメインとしている。

 

 日米安全保障で、日本の防衛に寄与することも任務のひとつにあり、寄港を通じて、乗組員が守ると誓っている国の人々を知ることとなる良い機会だと思っている。理解を深めるためなので、心配はない」と回答した。

 

 挨拶の中で、山本前会長(小樽倉庫社長)が亡くなったことについて触れ、「とても社交的で人懐っこく強力な支援者。今回も会えることを楽しみにしていたが、訃報を聞き、非常に残念に思っている」と述べていた。

 

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