3年ぶりの開催 小樽市立手宮中央小で地区伝統の雪まつり

 小樽市立手宮中央小学校(末広町13・古田優子校長)では、グランドでふるさと学習とPTA行事を兼ね、2月10日(金)に全校児童214名が参加して手宮地区伝統の冬の行事「雪まつり」を開催。オブジェ製作のほか、地域住民が製作した雪像滑り台や雪遊びを楽しんだ。

 

 同校の雪まつりは、雪まつりのルーツのひとつとなっている旧北手宮小学校伝統の雪まつりを統合後に引き継いだもので、2月4日(土)と5日(日)に、北手宮小学校卒業生や当時のPTA、地域住民有志でつくる同校雪まつり保存会(田宮昌明会長)ののべ45名が協力し、漫画キャラクター「ちいかわ」をモチーフにした滑り台付きの雪像を製作。

 

 10日は穏やかな天候に恵まれ、5時間目に低学年が雪遊びやオブジェ製作をし、6時間目に高学年がおなじ内容で実施された。

 

 その後、PTA行事も実施され、坪井剛PTA会長は、「保存会メンバーと学校の先生が頑張って作った雪像で沢山遊んでください」と呼びかけ、児童は雪まみれになりながらそり滑りや宝探しを楽しみ、冬のグランドがにぎやかになった。

 

 スリルを味わいたい児童は、雪煙を上げながら結構なスピードが出る雪像滑り台を、順番を待ちながら何回も楽しんでいた。

 

 古田校長は、「伝統行事の雪まつりを、子どもたちに繋げる役わりがある。地域の方々の力がないとできないことで、支えてもらっている。子どもたちには、手宮中央ならではの雪まつりを楽しみ思い出にしてほしい」と話していた。

 

 6年生の小鷹優爾さんは、「グループで雪像作りができて、久しぶりに楽しかった」と話し、ほか女子児童も「みんな協力してくれて楽しかった。また参加したい」と話していた。

 

 田宮会長手作りの押し花をあしらったアイスプレートやアイスキャンドルは、16:30頃からロウソクが灯され、子どもたちは保護者同伴で日が暮れるまで楽しんでいた。

 

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