特殊詐欺被害防止 ぬりえと顔抜きパネル展示で啓発活動

 小樽警察署(富岡1・佐藤伸治署長)では、安心安全なまちを願い、10月7日(土)11:00からウイングベイ小樽(築港11)2階イベントスペースで、特殊詐欺被害防止啓発を実施した。

 

 会場には、さくら幼稚園園児約80名が特殊詐欺の寸劇を見て描いた防犯メッセージ入りの絵やぬりえ、北海道小樽未来創造高等学校建築システム科の学生が制作した顔抜きパネルを展示し、啓発のチラシや夜光反射材やティッシュを300部配布し、詐欺被害防止をはじめ、子どもの安全を守る・ヒグマに注意するよう呼びかけた。

 

 同署員9名・白バイ1台と隊員1名・園児9名・教諭1名・高校生6人・教諭1名と、堀口雅行小樽市防犯協会連合会会長・飯田博美小樽市生活環境部生活安全課課長らが協力。北海道警察シンボルマスコットほくとくんも登場し会場を和ませた。

 

 園児は、警察官の子ども用制服を着用して啓発物を配布。買い物客らは、あまりの可愛らしさに足を止め受け取っていた。

 

 同署・川崎太志生活安全課長は、「10月11日から20日までの10日間を全国地域安全週間と定め、それに合わせて啓発活動を実施している。小樽では、特殊詐欺関連の予兆電話が後を絶たず、市の職員をかたる還付金詐欺も未だに来ている。被害に遭わないように、防犯意識を高めてもらいたい」と、話した。

 

 同高3年の阿部さんと工藤さんは、「休日を返上して初めて啓発活動に参加した。皆さんに防犯意識を高めてもらいたい。今後も機会があれば参加したい」と話し、園児たちも小さな手一杯に啓発物を持ち、通行人に笑顔で手渡していた。

 

 防犯メッセージ入りの絵やぬりえと顔抜きパネルは、10月18日(水)まで展示されている。

 

 ◎札幌方面小樽警察署(外部)

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