小樽市立花園小120周年記念 スターダンサーズ・バレエ芸術鑑賞

 小樽市立花園小学校(花園5・若林晋校長)開校120周年を記念し、文化庁の文化芸術による子ども育成推進事業の一環で、スターダンサーズ・バレエ団(石坂泰彦理事長)によるバレエ公演を、10月23日(月)13:30から開催し、全校児童と教職員・保護者が鑑賞した。

 

 小中学校において文化芸術団体による実演芸術の巡回公演を行い、子どもたちが質の高い文化芸術を鑑賞・体験する機会を通し、豊かな創造力・想像力や思考力・コミュニケーション能力などを養い、優れた文化芸術の創造に資することを目的に行われた。

 

 若林校長は、「何か心に残してほしいと、素敵な舞台が用意された。家の人に伝えてくれたら幸い。ダンサーやスタッフは自分の夢や希望を持って仕事している。自分の将来と重ね合わせながら観てもらいたい」と挨拶。

 

 事前に5・6年生児童を対象にワークショップを開催し、そこで体験した内容をステージ上で発表するなど、児童も参加できる貴重な機会も用意された。

 

 1965(昭和40)年に創立された同バレエ団は、東京都港区南青山を拠点に、クラシック作品中心に公演している。

 

 今公演は2部構成で、1部はバレエについて説明。体育館のステージが舞台に変身。1時間半かけて毎日練習しているという、足を回す動きや床に円を描く動き・足を高く上げたり、バーを使っていつもの練習風景をダンサー4名が披露。

 

 5・6年生はワークショップで学んだワルツのステップを発表。同校教員による司会者とパントマイムでの表現も披露し、大きな拍手が贈られた。

 

 2部はシンデレラを公演。衣装をつけたダンサーが華麗に踊る姿を間近で鑑賞した。王子がシンデレラを探すシーンに、5・6年生児童11名が住民役を堂々と演じていた。

 

 出演した6年生児童は、「昼休みなど2時間ほど練習した。失敗せずにできて良かった。初めての体験で機会があればまたやってみたい」と話していた。

 

 バレエを鑑賞した児童は、「踊りが凄かった」や「衣装にもこだわり、困った顔や怒った顔・幸せな顔、顔の表情でも背景を作りすごいと思った」と感想を述べた。

 

 濱谷武司教頭は、「本物はなかなか鑑賞できず貴重な機会に感謝する」と話していた。

 

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