小樽市文化祭終盤 ユース展と合同華展開催

 小樽市展を皮切りに開催された2023(令和5)年度第74回小樽市文化祭も終盤となり、高校生の絵画作品を発表する第17回小樽ユース展が10月25日(水)から、市内3つの花団体が一堂に集う合同華展が27日(金)から、小樽市立美術館(色内1)1階多目的・市民ギャラリーで29日(日)まで開催された。

 

 小樽市展委員会が運営するユース展は、小樽桜陽高校・北海道高等聾学校・小樽潮陵高校・小樽双葉高校から、油彩・水彩・アクリル画38点(ほぼF30号)を展示。

 

 若い感性が作品に滲み出ていて、作品に添えてあるキャプションに凝る傾向も見受けられ、来場者は、絵を前にいろいろと想像力を掻き立てられた。

 

 28日(土)に当番を務めた市展委員の羽山雅愉氏は、「キャプションに凝るなど若者らしい作品。レベルが上がっている。最終日には市展委員による講評があり、次の作品のヒントになればと思う」と話していた。最終日13:00から市展委員による作品の講評があった。

 

 27日(金)から3日間の日程で開催された合同華展は、池坊小樽支部(米山良子支部長)9点・深雪アートフラワー(遠田絢子代表)17点・小原流小樽支部(斎藤豊葉支部長)8点を展示。

 

 会場には、秋を代表するツルウメモドキ・リンドウ・ホトトギス・シュウメイギクなどの花々を使い、それぞれの流派にそった作品が展示された。

 

 当番を務める池坊小樽支部会員は、「マイナスや水際の美しさを大切にしている。絵と花を見る貴重な機会」と話した。

 

 米山支部長は、「秋を意識した花が並んでいる。コロナ禍で昨年も少なかったが、今年は、久しぶりに揃い皆さんも喜んでいる。ぜひご覧いただければと思う」と話していた。

 

 深雪アートフラワーは、本物そっくりに花や葉をつくるところから始まり、モダンにゴージャスな作品が、小原流小樽支部では、秋の花々をふんだんに使い花を楽しむ作品が並んでいる。

 

 文化祭も最終週となり、写真市展(公募展)と押し花アート展が11月1日(水)から、3日(金)文化の日には、市民会館(花園5)で詩吟・民謡のつどい、市民センター(色内2)マリンホールできらめきコンサート〜歌とピアノの室内楽〜を予定している。

 

 ◎小樽市文化祭(外部)

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