町会合同スマホ教室 小樽北陵中生と札学院大生が講師

 札幌学院大学公認サークルまちおこし研究会が、11月19日(日)に小樽市内の町内会を対象としたスマホ教室を開催し、午前に長和町会17名、午後に石山町会と豊川町会の13名が参加した。

 

 LINE登録し、スマホの分からないことや問題を解決したり、会員同士や学生もやりとりできる仕組み作りを行い、様々な行事に相互参加し、地域コミュニティが活性化することを目的として、小樽市ふるさとまちづくり協働事業の採択を受け、ZOOMやLINEで繋がる町内会にしようとスマホ教室を開催し、今年度は今回で11回目となり、のべ100人以上が参加している。

 

 そのため、これからの小樽を担う若者と高齢者を結びつける貴重な機会をつくり、中学生と高齢者がコミュニケーションを取りながら、スマホの問題解決に導いていく地域の中高生の協力が不可欠だと、インストラクター養成講座も行っている。

 

 両町会13名が参加した午後の部は、豊川会館を会場に、同学院大生1年〜4年生6名と、高橋教頭引率の同中1年生4名もジュニアインストラクターとして参加し、スマホで困っていることを聞き、分かりやすくアドバイスした。

 

 教室に先立ち、豊川町会の齋藤周司会長は、札幌短期大学(同大学の前身)の卒業生とあって、「とても楽しみにしていた」と話し、後輩との距離がぐっと縮まっていた。

 

 石山町会の荒谷しげ子会長は、「石山町会ではすでに4、5回行い、学生さんにお世話になっている。同じことを聞いているかもしれないが、今日も1から教えてもらうつもり。よろしくお願いします」と挨拶した。

 

 今日の課題「LINEの友達追加の方法」を説明。個人的な対応では、増えてしまった写真の消し方・アップデートについて・電池の減りが早いのはなどの相談に応じていた。

 

 説明を聞いていた女性は、「親切に教えてもらった。問題は解決したが、家に帰ると忘れてしまうかも」と話した。

 

 今年から同研究会に入会した3年の福田力也さんは、「スマホ教室は今回で3回目。自分でも教え方が上達したと感じた。普段あまり経験できないことなので、来年も続けたいと思う」と話した。

 

 同中1年の中畑さんは、「LINEのスタンプの使い方を教えた。楽しかった。また参加したい」と話した。

 

 松代代表は、「2月開催のスポ雪について北陵中生徒と準備しているところで、冬場だけではなく、もっと長く付き合いたいと3年前からスマホ教室を開催した。来年度以降も続けたい。満足してもらえるよう頑張りたい」と継続の意思を示した。

 

 ◎まちおこし研究会/SNOWITH(外部)

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