堂堂展vol.32  小樽写真研究会550点展示

 小樽写真研究会(浅賀正生代表)では、11月29日(水)から市立小樽美術館(色内1)で、会員11名・ゲスト2名と小樽商科大学写真部員の550点を展示し、多目的ギャラリーで小樽のまちを課題にして撮影する企画展DEEP小樽、市民ギャラリーでテーマも展示も自由に、見応えのある堂堂展Vol.32を開催。

 

 写真を通じて住んでいる町とより深くかかわっていきたいという趣旨として、20回目となる今回のDEEP小樽は、朝里・新光町・新光・望洋台・朝里川温泉地区を撮影課題とした。

 長い月日をかけて撮影したり、前人未踏の場所だったり、今と違った懐かしい風景だったり、それぞれの撮影者が思いを込めた写真を発表。

 

 浅賀代表は、以前住んでいた住宅の屋根のつらら越しに見える風景を、宮崎裕幸さんは、朝里のまちづくりの会が世話する、百想園の90種100株の色鮮やかな紫陽花にスポットをあてた。

 

 志佐公道さんは、A4サイズのカラー写真90枚を一堂に展示したバラエティに富んだ朝里方面。祭りもあれば墓地もあり、こんな風景があったんだと思う場所にも遭遇してる。撮影を通じて、「新しい町のしっかりとした組織を感じた。町の風景に人はいらないと思っていたが、人も必要と感じた」と新しい発見もあった。

 

 Cicacoさんは、洋菓子と和菓子を扱う朝里の老舗・里季庵(リリアン)に注目。店主夫婦がケーキを作る様子や店内の様子、美味しそうなケーキの写真が並ぶ。

 

 渡邊眞一郎さんは、課題と人をリンクさせ撮影した人に3つの質問し回答してもらった。

 

 FREEコーナーでは、フィルム写真にこだわる写真家も多くモノクロ作品が多い印象。

 

 宮崎さんはおたる水族館スタッフ6名の素顔を激写。「海獣公園の6人+」と題して発表。スタッフでもある宮崎さんに見せたマスクを外したとっておきの素顔。

 

 同大写真部12名の作品も展示。会場には出展した1年生4名が訪れ、「写真を撮影することが好きで、これからも続けたい」と話していた。

 

 志佐さんは、今年寄港したクルーズ客船を撮影した5点を出展。青い海と札幌の街並みを背景にしたバイキングオリオン、オレンジ色に焼けた空と海のレガッタ、金色の水面に風力発電が立ち並ぶダイヤモンドプリンセスなど、どれも違った背景に客船が映えている。

 

 江別在住でゲスト参加の村上粂蔵さんは、自作の4×5ピンホールカメラで、1886(明治19)年から始まった江別野幌地域開拓の今を追いかけている。

 

 もうひとりのゲスト・札幌在住の伊藤也寸志さんは、今年1月5日〜8日に訪れた大阪で撮影した写真を紹介している。

 

 志佐さんは、「これだけの写真が展示されているので見応えがある。それぞれのメンバーが発掘した小樽のまちを見てもらいたい。小樽をもっと知ってもらおうと活動しているグループがあることも、皆さんに伝えたい」と話した。

 

 小樽写真研究会堂堂展Vol.32

 11月29日(水)〜12月3日(日)10:00〜17:00(最終日16:00)

 市立小樽美術館(色内1)1階多目的・市民ギャラリー 入場無料

 

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