小樽博物館初の試み!親子でごろごろプラネタリウム

 小樽市総合博物館本館(手宮1・石川直章館長)では、2023(令和5)年にプラネタリウムが発明されて100年となる記念に合わせ、1月10日(水)・11日(木)に、これまでにない初の試みとして、親子でごろごろプラネタリウムを開催した。参加者は寝転びながら、ドームシアターで宇宙旅行を楽しんだ。

 

 プラネタリウムを上映するドームシアターの座席が取り外しできるようになり、芝生シートを敷き詰めて親子で寝転びながら、くつろいで星空や全天周映像の投影を鑑賞してもらおうと企画。

 

 初日の10日(水)は8組21名が、11日(木)11:00の回では3組9名が参加。小さい子どもたちのために入退場も可能にし、最後までプラネタリウムを楽しんでいた。

 

 企画を担当した鈴木博子学芸員が解説を務め、幼児向けに、徐々に暗くなるようにしたり、星座の紹介も通常よりも少なくしクイズも盛り込んだ。

 

 上空は11日(木)13:20頃の小樽の空を再現し、時間を進めて太陽の動きを確認。日の入りは16:21。日が暮れ始めると一番星を見つけ、その正体は木星だと明かした。3つの星が並んでいるオリオン座から神話も紹介した。

 

 1等星のおおいぬ座のシリウス・オリオン座のベテルギウス・こいぬ座のプロキオンの冬の大三角についても解説し、おうし座も紹介した。

 

 宇宙飛行士のアニメーションを上映。やがて夜が明け、朝日が昇りプラネタリウムは終了した。

 

 つなひろ君(4)は、「プラネタリウムは2回目で、寝転がって観たのは初めてで楽しかった」と話し、父親も「親子で寝転んで観られとても良かった」と話した。

 

 鈴木学芸員は、「子どもたちも喜び、楽しめた様子が見られた。集中して観てくれ拍手してくれた子どももいた。家にいるような雰囲気で寝転び、星降る様子が家族で観られたと思う」と話していた。

 

 1月12日(金)・13日(土)・14日(日)の11:00・13:30・15:00に、芝生シートdeプラネタリウムを開催。各回先着15名。申込は予約サイト(外部)へ。問い合わせ先:0134−33−2523(小樽市総合博物館)

 

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