市内保育所や幼稚園へ絵本寄贈 オタルノミカタ実行委員会

 オタルノミカタ実行委員会(漆谷寿昭代表)は、「ボジョレーヌーボーパーティ2023〜あなたの1杯が小樽の未来の為に〜」と題し、2023(令和5)年のボジョレーヌーボー解禁日の11月16日(木)に、チャリティーイベントを4年ぶりに復活させ、その収益金を活用し、市内の保育所・幼稚園35施設に、絵本「ほしをつかまえたおうじ 作・絵 そら」を1冊ずつ寄贈した。

 

 1月19日(金)13:30から、同会事務局の小樽ベイシティ開発総括部店舗管理課・石川聖晃さんが出席して贈呈式を行い、迫俊哉市長へ絵本を手渡し、市からは感謝状が送られた。

 

 この活動は、2006(平成18)年のボジョレーヌーボー解禁日の11月の第3木曜日に、漆谷代表のル・キャトリエムで仲間を集め、ボジョレーヌーボーを楽しむホームパーティとして始まり、東日本大震災が起こった2011(平成23)年からは支援金を集めるチャリティーイベントとしてスタートした。

 

 市内の新1年生に700個の防犯ブザーを寄贈したり、子育て支援のために、市内の保育所や幼稚園に本の寄贈を始めたが、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響で、2019(令和元)年を最後に3年間は中止とし、5類相当となった2023(令和5)年に復活した。

 

 オードブルとワイン1杯付でチケット2,500円で販売され、パーティーには招待客も含め130名が出席。市内企業から200を超える景品も集まり、500円のくじで景品がプレゼントされ、それらの収益を本の購入費用に充てた。

 

 迫市長は、「小樽の施設や学校では図書の数が充分ではないので、保育所と幼稚園への本の寄贈に感謝している」と感謝を述べた。

 

 石川さんは、「メンバーから幼稚園に絵本があっても消耗品。1冊でも2冊でもありがたいとの話を聞き、読み聞かせのグループからのアドバイスもあり、札幌出身で札幌で活動しているそらさんの絵本を選んだ。ボロボロになるまで見てもらいたい」と話した。

 

 後日、各保育所や幼稚園に絵本が配布される。

 

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