「小樽写真散歩」by akemi iwata《春待ちなえぼ公園》

 小樽の今シーズンの最深積雪は、2月11日に116cmを記録。

 

 その後も、降ったり融けたりを繰り返し、3月27日(水)15:00現在は積雪深59cm。昨年の26日は14:00にゼロとなっていて、例年よりも雪融けが遅い傾向だ。

 

 朝から快晴で好天が続く27日(水)、長橋なえぼ公園の春を見つけに足を運ぶと、想像を超える積雪で、辺り一面雪に覆われていた。スノーシューで歩いた跡があり、散策するには長靴は必須。

 

 

 なえぼ公園の森の自然館は、4月11日(木)に開館するが、建物前の駐車場も雪に覆われ、アスファルトが見えないほど、なえぼの春も待ち遠しいところだ。

 例年ならば水芭蕉や座禅草が顔を出し、春の到来を感じるところが、水芭蕉の池もほどんどが雪の下になっていた。

 

 

 予想外の雪の多さにがっかりしていたところ、2匹のエゾリスに遭遇。クルミを頬張る愛くるしい姿や木から木へと巧みな綱渡り芸を見せてくれた。

 

 座禅草の池までも雪深く、途中の川も雪融け水の勢いもまだ弱い。

 いくつか顔を出していた座禅草は、週末にはもっと増えるかと思われ、公園の春の到来にはしばらく時間がかかりそうだ。

 

 

 座禅草の池の周辺の木々は、根開きと呼ばれる根本から雪が融け始め、木々の影が真っ白な雪に縞々模様を落とし、面白い光景が広がっていた。

 

 

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