小樽消防犬ぶん公イラストコンテスト 最優秀賞に上田智一朗さん

 小樽市消防本部(花園2・見山義秋消防長)主催の消防犬ぶん公イラストコンテストで、沖縄県在住の上田智一朗さんの作品が最優秀賞に選ばれ、5月14日(水)16:30から同本部で表彰式を行った。(写真提供:小樽市消防本部提供)

 消防犬ぶん公は、昭和初期に消防本部で飼われていたオス犬で、火災発生時には消防自動車と共に出動して現場に乗り込み、野次馬を追い払ったりホースのもつれを直すなど、大活躍したと伝えられている。

 

 1938(昭和13)年2月3日に亡くなり、ルタオ運河プラザ店(色内2)前に記念碑が建立され、今でも国内外の観光客の撮影スポットとして親しまれている。

 

 今回のコンテストは、現在活躍中の同本部公式キャラクター・しょうちゃんに代わり、実在した消防犬ぶん公を公式キャラクターとするため広く公募。

 

 市内外の6〜78歳の346作品の応募があり、応募作品が届くたびに本部内の壁に張り出し、職員から「個性的でクオリティが高い作品が多い」と話題になっていた。

 

 一次審査は、市職員300名の投票で上位25作品に絞り、二次審査は、小樽市消防長・消防次長・消防署長・小樽消防安全協会会長・同防火部会長・同消防設備部会長・同危険物部会長で厳選な審査を行い、最優秀賞に上田さんが選ばれ、優秀賞には天野穂積さんと三浦敦子さん、審査員特別賞に市内在住の中学生の和田芽生さんが選ばれた。

 

今後、上田さんの作品を原案に、同本部公式キャラクターを作成し、火災予防など広報活動での活用を予定している。

 

 

 ◎消防犬ぶん公イラストコンクール結果発表(外部)

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