2024(令和4)年におたる水族館(祝津3・伊勢伸哉館長)で生まれたバンドウイルカのレンカが、8月18日(月)にちょうど1歳を迎え、イルカスタジアムでお誕生日会が開かれた。
立見が出るほどの大勢の来場者がレンカの成長を祝い、同館から写真入りカードが全員にプレゼントされた。
同スタジアムには、母のメリーに寄り添いながら悠々と泳ぐレンカの姿が見られ、北海道で初めて繁殖に成功した出産エピソードやレンカの成長の経過が、飼育員から紹介され、父親のロッキーも含めて家族の顔写真も公開された。
昨年8月18日15:45に尾びれが見え始めて出産が始まり、19:00に新しい命が誕生。生まれてすぐに泳ぐことができ、しっかりと呼吸する姿に感動したと、誕生の様子を紹介。現在のレンカは体長170cmにまでなり、素早く泳ぎ身のこなしも自由自在で好奇心旺盛であることも伝えられた。
名前は希望の光を意味し、北海道に初めて生まれた仔が同館にとっても希望の光となり、元気に育ってほしい思いを込めて名付けられたという。
来場者全員でバースディソングを合唱し、氷の上にアジをトッピングしたバースディケーキもプレゼントされ、拍手で祝った。
同会に参加した4歳の女子はレンカのカードをしっかりと握りしめ、「かわいい!」と話していた。
伊勢館長は、「順調に育ってくれるとは思っていなかったので、母親の力は凄いと思っている。健康管理上、体を触ったり陸上に上がり体重を計ったり、じっとして採血したり、健康管理のためのトレーニングを行い、健康かどうかチェックできる状態にしたい。奥のサブブールには未だに入らなくて、その練習もしながら健康に育ってもらいたい」と話した。
同スタジアム地下では、レンカの誕生を記録したパネル展(8月31日まで)も開催され、1歳を祝うメッセージも沢山寄せられている。
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