9月6日(土)、今年で10回目となるANIMEPARTY 2025が、サンモール一番街商店街(稲穂1)をメイン会場に、都通り商店街(稲穂2)・文学館(色内1)で開催され、小樽の街がコスプレで彩られた。
メイン会場の同商店街では運営本部と特設ステージを設け、10:00から配布されるステージ優先席整理券の抽選に長蛇の列ができ、早々に着替えを済ませたコスプレイヤーたちも行き交った。
11:00の開会式では、迫俊哉市長がドラゴンボールの孫悟空のコスプレで登場し、蓑谷和臣実行委員長・鈴木創小樽商店街振興組合理事長、小樽出身の漫画家・山花典之さんらが出席した。
迫市長は、「コスプレは世界に誇る日本のサブカルチャー。小樽から発信できることは大変嬉しい。コスプレイヤーの皆さんが、アニパを通じて小樽の魅力を発信していただき、感謝している」と挨拶。蓑谷実行委員長恒例の合図“アニパ10回目始まるよ!”で開幕。
小樽コンシェルジュの兼平祐弥さんはKAITOのコスプレ、三浦夢愛さんは銀玉の土方十四朗のコスプレで登場しイベントに華を添えていた。
三浦さんは、「これまで何度もコスプレをしているが、今日は新しい気持ち。どんどん人が来てくれて嬉しく思い、私も小樽を盛り上げたい」と話し、兼平さんは、「始めてのコスプレで自分の姿が新鮮。日本文化の中のアニメの大きな祭りが、小樽で開催され嬉しく思う」と話していた。
働く車の展示コーナーには、どんな車で除雪しているのか広報活動も含め、小樽開発建設部の除雪に活躍するロータリ除雪車と除雪ドーザの2台が展示された。同部職員2名と実際に運転しているドライバー数名も来場し、子どもも大人も運転席に座り写真撮影を楽しんだ。
このほか自衛隊札幌地方協力本部・小樽市消防本部・北海道中央バスも車両を展示した。
ゲームの主人公マリオやストリートファイターのチュンリー、千と千尋の神隠しのキャラクターカオナシなどのコスプレイヤーで賑わった。
札幌在住のオリジナルキャラクター猫ちゃんの2人組は、「違う自分になれる。アニパに合わせてウィッグを新調した」と話し、一緒に参加した友だちは、初参加で写真撮影をメインにしているという。
5回目参加の小樽在住のナルト好きのコスプレヤーは、「衣装は自分で作った物と既製品を組み合わせた。自分の好きなキャラクターになり、他の人が見て反応してくれたり楽しんでくれると嬉しい。コロナ禍で自宅でアニメを見る人も増えたことで、もっと世界に知れ渡り、オタク文化は入りやすくなったと思う」と話した。
都通り商店街では、山花氏の作品展示とサイン会も開かれ、オタプラ展示会には、戦闘機のプラモデルやアニメに登場するキャラクター等のプラモデルが展示され、アニメパーティメモリアルコーナーも開設。
旧石川屋に札幌のメイド喫茶が出張出店し、初日35台の痛車もずらりと並び、来場者の注目を集め、文学館前庭には、屋台・縁日ブースやアニソンカバーライブが開催され、多くの見物客に囲まれていた。
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