小樽余市の整備士らが車椅子ボランティア 約80台点検

 9月25日(木)13:00から、一般社団法人札幌自動車整備振興会小樽余市支部(廣瀬堅一支部長)と一般社団法人小樽自動車協会(廣瀬堅一会長)が、余市町社会福祉協議会と小樽市福祉部・保健所・社会福祉協議会などの車椅子点検ボランティアを実施した。

 

 2010(平成22)年から毎年実施され、今年は初の雨となり、市役所本館(花園2)裏中庭から消防庁舎(花園2)下の屋根のある車庫内で、整備士たちは汗をかきながら点検に精を出した。

 

 点検には、同協会加盟のプロ整備士と役員合わせて20名が参加。初のベビーカー2台も含む約80台が会場に持ち込まれ、1台ずつ点検カードに沿って、空気圧・車輪のゆるみ・ブレーキの効き・キャスターの具合・各部の締め付け・ステップ具合など、使いなれた自前の工具を持ち込み丁寧に点検。

 

 不具合の箇所は処置し、修理終了後は点検しましたシールを貼って畳まれ、所定の位置に集められた。

 

 廣瀬会長は、「社会貢献の一環として、自動車修理業など業界のアピールにも繋がる。高齢者のサービスとなり利用者にとっても安心に繋がる。毎年点検しているため、買い替え時期を知らせたりすることで、車椅子の状態も良く新しいものも多くなった。今後も続けたい」と話していた。

 

 昨年まで行っていた車椅子の回収とお届けは、市内では各事業所独自で行った。

 

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