直江バレエ70周年発表会に埋め尽くす観客

 

 直江博子創作バレエ研究所(稲穂2・上野亜希子代表)創立70周年記念発表会が、9月27日(土)15:00から小樽市民会館(花園5)大ホールで開かれ、客席を埋め尽くすほどの観客にバレエ人気の底力が感じられた。

 同研究所は、現在の上野代表の母・直江博子氏が1955(昭和30)年9月にバレエ教室を立ち上げ、発表会とコンサートを交互に開催。

 

 コロナ禍もあり、これまで同研究所で演じたことのない海賊~全幕ハイライト~を選び、生徒3歳~大人50名と男性ゲスト4名が出演し6年ぶりの発表会となった。

 

 海賊の首領コンラッドに濱本泰然さん、ヒロインのギリシャの娘メドーラに大江帆那さんが演じ、2部構成で物語が展開し観客をワクワクさせた。

 同研究所卒業生でもある小樽出身の舞踏家で振付家の平原慎太郎氏が、ダンスと出会い熱中・迷い・決別・再会など、ダンスとの距離間と、同所70周年のために創作した「This flower was・・・」を上演。

 

 クラシック作品に魅了された観客は、研究所メンバー・平原氏・東海林靖志氏に、上野代表も加わった現代的な創作作品の違った雰囲気を楽しみながら鑑賞していた。

 友だちの出演を見に函館から訪れたバレエを習う姉弟と母親は、「とても面白かった。海賊の全幕ハイライトだったので、脇役の動きもあってストーリーが分かり面白かった」と話していた。

 

 ◎直江博子創作バレエ研究所(外部)

 ◎関連記事