11月30日(日)小樽市総合博物館(花園5)アリーナで、第50回記念勧仁塾道場杯争奪空手道選手権大会(北海道勧仁塾道場主席師範・山村弘一大会会長)が盛大に開催された。
幼年から高校生までの選手のほか、同塾世界松濤館空手道連合・インド支部及び アラブ首長国連邦(UAE)支部の選手と審判も参加した。
開会式で選手がずらりと整列する中、山村会長は、「道各地から選手並びに先生ようこそ。心より歓迎申し上げる。選手の皆さんは一生懸命競技して、素晴らしい大会になるもとを期待する」と激励した。
同道場の田口奏介さん・高野凛さんが、「空手道精神に則り、日頃の練習の成果を精一杯発揮し、正々堂々と戦うことを誓います」と、声を合わせ選手宣誓を行った。
アリーナに4コートを設置し、小学校1・2年生女子と男子、小学校3・4年生女子、幼年の部、男女混合の形の競技を行った。
技術・競技のあらゆる要素を考慮に入れ総合的に判定する形は15部門、午後からは、2人ずつ組になって対戦相手に技をかける組手も15部門に分かれて進められた。

幼年(男女混合)形の部で優勝した同道場桜の前川結愛さん(年長)は、「3歳から空手を始め、昨年のこの大会でも優勝して形が得意。力強くできるように練習し優勝できて嬉しい。かっこいい選手になりたい。来年は小学校1年生なので、全国大会に出場したい」と話していた。
小学校1・2年生女子形の部で準優勝した空手之道世界連盟千歳の金坂笑茉さんは、「5歳から空手を始め回るスピードを練習した。金メダルを目指していたので銀メダルはちょっと悔しい。8月には全国大会に初めて出場できまた行きたい」と話していた。
競技が終了する都度に山村会長から賞状とメダルが手渡され、上位入賞者には笑顔がこぼれていた。
記念大会の目玉として、東京五輪銀メダリストの清水希容氏を招き、形の演武が披露され貴重な体験となった。



