ペンギンの雪中さんぽに歓声!おたる水族館冬期営業開始

 

  12月13日(土)から、おたる水族館(祝津3・伊勢伸哉館長)が冬期営業を開始。初日から大勢の外国人観光客が訪れ、館内は賑わった。

 

 初回11:00からの“おたりあのじかん”と“いるかのじかん”開催のイルカスタジアムでは、立見客が出るほど混雑した。

 

  おたりあのじかんにはメスのはなちゃんが登場し、オタリアとあざらしの違いについて、耳たぶ・泳ぎ方・歩く姿のポイントが説明され、いるかのじかんでは、メスチーム(メリー・レンカ・ロビン)が登場し、健康管理の様子について解説。毎朝行う体温測定を会場で披露した。

 

  クリスマスソングに合わせ、息を揃えたジャンプや素早い泳ぎ、鳴き声が披露され、大きな拍手が送られていた。

 

 冬期営業のメインイベント“ペンギンの雪中さんぽ”の今シーズンは、11:30・12:40・13:30・14:40の4回。

 

 イルカスタジアム前のペンギン広場に270mのコースを作り、そこをジェンツーペンギンがよちよち歩く様子を見学でき、初回は新野雅大飼育員の解説で11羽のペンギンが登場。今年生まれたペンギンのミャクも元気に参加し、集まった約500人の観客を楽しませた。

 

 新野飼育員は、「これまでといくつか違うところもあり、探り探りでペンギンもお客さんも初めてで心配だったが、ペンギンたちはマイペースで散歩し、0歳のミャクも参加し安心した」と話した。

 

 散歩を見ていた女性は、「別の動物園でペンギンの散歩を見たことがあったが、可愛かった。久しぶりにおたる水族館に来て、変わったところもあり工夫されていて楽しい。セイウチを楽しみにしていたが海獣公園閉鎖中と聞き残念」と話していた。

 

 このほか冬期限定の展示「流氷の世界~凍りつくオホーツク海~」を開催中。そこで暮らす生きものたちについて感じることができ、本物の流氷を展示し、流氷船に乗った様子を動画で上映。「アザラシの凍るど!プール」も開設し、ゴマフアザラシの冬に負けない元気な姿を確認できる。

 

 営業時間は10:00~16:00(最終入館15:30)、2026(令和8)年2月23日(月・祝)まで年末年始も休まず営業を続ける。

 

 ◎おたる水族館(外部)

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