一般社団法人北海道建築士会小樽支部(森昭支部長)は、7月1日の建築士の日にちなみ、次世代を担う子どもたちに、ものづくりの面白さや大切さを感じてもらうため、2002(平成14)年度から市内の幼稚園や保育園に木工品を寄贈し、園児達と一緒に木工品に塗装する活動を行っている。
令和7年度は小樽幼稚園(若松1・寺澤真園長)で開催し、年長児21名が建築士11名と一緒に、事前に作成した六角形の木製ベンチにペンキ塗りを実施した。
園児たちは、刷毛に水性ペンキをたっぷりつけ、建築士のお兄さんやお姉さんのアドバイスを受けながら、ベンチの表面に慣れない手つきで夢中になってペンキを塗り、塗り残しがないよう、最後は建築士が仕上げて完成。
同小樽支部青年委員会・佐々木克之委員長は、「ベンチを作る・ペンキを塗る・建物を作るのも建築士の仕事。大きくなったら、家を作ることにも興味をもってもらいたい。今日の楽しい思い出を忘れないで、将来少しでも建築に興味をもってもらえると嬉しい」と話した。
手についたペンキが、一生懸命にペンキ塗りをした証拠となった園児たちは、「初めてのペンキ塗りで綺麗に塗れた。ベンチに座るのが楽しみ」と笑顔で話していた。
ベンチは自然乾燥させて、同園玄関入口横に置き、月曜日頃から使用できる予定。
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