北海浜節全国大会実行委員会(宮下航英大会長)は、第21回北海浜節全国大会を、9月28日(日)に小樽市民センター(色内2)マリンホールで開催した。
北海浜節は、千葉勝友さんの作詞作曲による創作民謡で、秋田県の八郎節を基に江差追分をアレンジした北海道らしい民謡。
2001(平成13)年11月に祝津パノラマ展望台に北海浜節民謡碑を建立されて以来、毎年、活気あふれるニシン漁の様子を歌った小樽発祥の北海浜節の大会を開催し続け、幅広い世代に歌い継がれてきた。
それぞれの地区予選を勝ち抜いた小学1年生から92歳までの111名が、これまでの練習の成果を発揮して自慢の喉を披露し競い合った。
開会式で宮下大会長は、「第21回目の全国大会の開催にあたり、石碑に大先輩の名が刻まれ、感謝の意を込めて草刈りしてきた。日々の稽古の成果を十二分に発揮され、観覧の皆さんには、温かい拍手や声援をよろしくお願いいたい」と激励した。
北海道民謡連盟の佐竹隆舟会長は、「全国で歌われる北海道の生んだ名曲のひとつ。名曲を多くの皆さんが全国一を目指して発表する機会。文化芸術の秋、歌だけではなくて、三味線・尺八・歌・太鼓に加え、着物文化も合わせて継承してまいりたい」と思いを述べた。
ステージ前に用意された審査員席の相蘇貴子審査委員長をはじめ、5名の審査員が厳選たる審査を行い、出場者は、生演奏に合わせて難しい歌い回しを堂々と歌いあげ、14:00頃まで審査が続いた。
受付を手伝う木内サツ子さんは民謡を歌って40年。今日は、小樽地区から孫と曾孫2名の4名で出場し、「毎日みんなで自宅に集まって練習している。昨日、緊張して眠れなかったので、声が出ないかもしれないが、孫たちは頑張っている」と話していた。
幼少年少女の部Ⅰ部
優勝 新出将也 準優勝 安田彩乃 第3位 五日市琵織
幼少年少女の部Ⅱ部
優勝 安井栞那 準優勝 中西雅 第3位 鳴海悠
一般の部
優勝 安井静穂 準優勝 紀伊なつみ 第3位 須貝星音
熟年の部
優勝 三上成子 準優勝 近江修一 第3位 飯野信廣
最優秀賞 安井静穂
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