市の建築指導課が板谷邸解体で現地調査!

 東雲町1の板谷邸で解体工事が行われている問題で、小樽市の建築指導課では、28日13:00過ぎに、現地の立入調査を行った。解体の状況や廃材の分別処理などをチェックし、現場の解体業者から事情を聴取した。

 業者は「自分らが頼まれているのは、離れの部分だけの解体だけで、延床面積が80平方メートル未満であって、建設リサイクル法の対象外だ」と主張した。

 「母屋と渡り廊下で繋がっている離れ部分は80平方メートル未満であり、この一部分だけの解体であれば、届出対象工事とはならないが、今後どのように進展するか判らないので、引き続きパトロールなどで監視を続けていく」(建築指導課)としている。

 しかし、板谷邸は市が貴重な建造物として“登録歴史的建造物”にしていた経緯があり、小樽の貴重な歴史的建造物の一部が撤去されてしまったもので、今後の推移に注目が集まることになる。