ペンギンの赤ちゃんに歓声 水族館で初のお披露目会

 「うわ、可愛い」。「小さい」。「フワフワしている」。25日(土)、おたる水族館(祝津3)で、4月11日(土)に生まれたばかりのフンボルトペンギンの赤ちゃんが、お披露目され、子供たちの歓声が広がった。
フンボルトペンギンは、フンボルト海流が流れ込む南アメリカ沿岸地域に生息する。同館では、赤ちゃんが、昨年12月、今年1月、そして4月11日と次々にに生まれた。12月と1月に生まれた赤ちゃんは、すでに大人と同じ大きさ(体長約70cm)に成長した。フンボルトペンギンは、約3ヶ月程度で大人と同じ大きさとなる。
11日に生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ小さく、産毛に包まれている。同館は、25日(土)と26日(日)の2日間14:25~14:35、「こんにちはヒナちゃん」と題して、赤ちゃんのお披露目会を初めて実施することにした。「新しいアプローチの仕方を考えており、これはそのひとつのアイディア」(同館)としている。

 初日は、約30人の家族連れや若いカップルが、海獣公園のペンギン展示プール前の広場に集まった。毛布が敷かれた小さなかごに乗せられた赤ちゃんは、同館職員に優しく抱きかかえられてお披露目された。来館者たちは、一斉に周りを囲み、「可愛い」、「小さい」、「フワフワで気持ちい」と、優しく赤ちゃんに触れていた。携帯カメラやデジタルカメラでその”めんこい”姿を撮影しようとする人も多く見られた。
赤ちゃんの体長管理の問題もあり、お披露目の時間はたった5分間だけだったが、札幌の佐藤真士朗くん(8)は、「フワフワしてて暖かく気持ちよかった。初めてペンギンの赤ちゃんを見て、触ることが出来たので嬉しかった」と目を輝かせていた。
「こんにちはヒナちゃん」は、26日(日)14:25~14:35も行われる。
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