危ない5小中学校の耐震 国の基準以下


 小樽市教育委員会は、5月8日(金)に開かれた小樽市議会総務常任委員会(前田清貴委員長)で、学校耐震診断の結果を明らかにした。
 学校耐震診断は、長橋・桜・朝里の3小学校と朝里・銭函の2中学校の計5校で、昨年11月から今年4月まで行われていた。予算は、5校・16棟で1,830万円。
 この結果、5校とも、文部科学省が耐震改修の必要があるとする指標のIS値・0.7未満を下回った。市教委は、今後、実施設計などを行い、2010(平成22)年度には耐震補強工事を実施したいとしている。
 しかし、国の追加経済対策の2009(平成21)年度補正予算案には、学校耐震化に対する臨時交付金が盛り込まれており、市教委は、「平成21年度中の工事着工もあり得る」との考えを示した。5月中旬頃の臨時会に合わせて、市長部局と協議していくことにしている。
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