昨年9月から休止となっていた市立小樽病院(若松1)の呼吸器内科の外来診療が、10月8日(木)から週1回だけ行われることが分かった。
肺炎や気管支喘息・肺癌・結核などを扱う小樽病院(樽病)の呼吸器内科は、昨年9月、2名の専門医の退職によって外来診療が休止となり、患者を受け入れられなくなっていた。これにより、小樽・後志唯一の結核病棟も休止に追い込まれた。
このため、樽病の鈴木隆院長は、札幌医大の第3内科に対し、1年かけて、呼吸器内科の専門医の派遣を強く要望してきた。この結果、同大の専門医1名が、木曜日の週1回午前中だけ、樽病に派遣されることが決まった。
鈴木院長は、「一度抜けた診療科なので、ゼロからのスタートとなる。今後、常勤で診療を行ってもらえることを期待している」としている。
この週1回だけの診療に対して、市内医療者は、「外来診療だけでは復活とは言えない。方向性が見えただけ」と話している。
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