小樽グランプリ協議会 総会開催


otarugp.jpg 昨年9月に組織人事を変えた「北海道小樽グランプリ協議会」(山田勝麿会長)が、9月11日(金)13:30から和光荘(潮見台2)で総会を開き、1年間の活動報告と来年度の計画を審議した。
 同協議会は、小樽で日本初の公道レース開催を目指す組織。2004(平成16)年3月に設立し、小泉内閣当時に地域再生計画第1号に認定された。
 電気自動車の公道レースから、世界選手権「チャンプ・カー・ワールドシリーズ」の誘致へと急浮上したが、開催に必要な許可やスポンサー獲得などで失敗し、協議会の活動は休止状態に追い込まれていた。
 昨年9月に約2年ぶりに総会が開かれ、組織人事を改変した。地域再生計画の2年間の延期を受け、一度消え去った小樽での公道レース開催を夢見て、動き出していた。
 2008(平成20)年度、計6回の理事会を開催。道路管理者見解などの課題やJRP(日本レースプロモーション)開催、来年6月に期限を迎える地域再生計画終了後の活動などを検討してきた。
 今回の総会には、会長・理事ら8人が出席。2009(平成21)年度中に、若者や学生などに対しての賛助会員の募集や、ホームページやブログを活用して活動内容を広報すること、市内築港地区でイベントやシンポジウムの開催などを決めた。
 山田会長(小樽市長)は、「まずは実現出来そうな、当初からの電気自動車の公道レースを開催し、少しずつ大きくしていってはどうか。前もそうだったが、急にチャンプカーを誘致すると言ったり、話が大きすぎるのでは」と指摘。
 これに対し、野口禮二理事は、「今回は、日本レースプロモーションの方から、小樽で開催したいとの話を出してくれている」とした。日本レースプロモーション
 同協議会では、今後、月1回の定例会を開催し、公道レース実現に向けて取り組んでいくことにしている。
 関連記事