市立小樽病院(若松1)と小樽市立脳・循環器・こころの医療センター(第二病院・長橋3)の看護師が、12月末でそれぞれ2名計4名退職することが分かった。
小樽病院の看護師は、12月1日現在185名で、定員200名に対し15名の欠員。医療センターは156名で、定員167名に対し11人の欠員となっている。
10月には、国が定める看護師配置「7対1看護」(入院基本料・患者1人15,550円)の維持は、「樽病では9人減っても7対1は確保出来る。医療センターは3人退職しても大丈夫」(病院局)としていた。
このうち、医療センターでは、12月末で2名退職すると、看護師1名分の余裕しかなくなる。「1名の余裕はあるし、院内で夜勤時間を調整することが出来る。急に退職するという話がない限り、大丈夫」(医療センター)としている。
この看護師不足の現状から、病院局では、10月から毎月看護師を募集し、年齢制限を40歳から45歳までに引き上げたが、「いまだ効果はハッキリでていない」という。
退職者が相次ぐ市立病院の看護師不足が、病院経営にも影響を及ぼす可能性が次第に高くなっている。
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