石橋病院で集団ノロウイルス感染 市内で4例目


 医療法人北仁会石橋病院(長橋3・白坂知信院長)で、ノロウイルスを原因とする感染性胃腸炎が発生したことが、1月21日(木)に分かった。
 小樽市保健所によると、同院では、7日(木)から、入院患者が下痢や嘔吐の胃腸炎症状を呈し、21日(木)現在、患者は累計50人(入院患者37人・職員13人)に上る。
 市内では、保育所や介護施設でノロウイルスによる感染性胃腸炎が集団発生しており、同院で4例目となる。1介護施設では、持病の悪化で90代の女性が死亡している。
 例年、ノロウイルス感染は、2月から3月の早春時期に発生するが、今年は1月から各施設で起こっている。同所は、「ハッキリとした原因は言えないが、インフルエンザの流行が下火になったので、衛生管理の意識が低くなったことも要因として考えられる」としている。
 同所では、ノロウイルス感染が発生した施設名の公表は、外来など人の出入りがある施設に限って行っているという。「いつも施設名を隠しているということではない。介護施設や保育所は、外からの人の出入りがないが、石橋病院は外来の患者さんの出入りがあるので、ノロウイルスによる感染症が発生したことを周知するために公表した」。
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 保育所でノロウイルス感染 (2010/01/07)