観光入込客数700万人台割れ


 小樽市の2009(平成21)年度の小樽市観光入込客数が、700万人台を割り切り、687万100人と大幅に減少したことが、5月31日(月)に分かった。
 市の統計によると、1999(平成11)年度に過去最高の972万9,600人を数え、翌2000(平成12)年度には859万3,000人を数えたが、 2004(平成16)年度から700万人台に入り、減少傾向が続いた。
 このほど、1998(平成10)年度の665万6,100人以来、11年ぶりに600万人台に突入した。
 市観光振興室では、「長引く日本経済の低迷による消費の手控えや節約志向の高まりによる消費需要の減少傾向などから、観光入込客数、日帰り客数ともに前年を下回る結果となったが、修学旅行宿泊客数や学校数は、昨年を上回る結果となった。
 また、外国人宿泊数については、世界的な景気回復傾向や新型インフルエンザの収束などから、下期は昨年度を上回ったものの、上期が大幅に落ち込んだこともあり、全期では前年度並の結果となった」としている。
 平成21年度 小樽市観光入込客数