小樽の最高路線価さらに下落 1㎡16万円に


rosenka.jpg 国税庁が7月1日(木)に発表した2010(平成22)年分の「路線価」で、小樽税務署管内の最高路線価が、昨年同様、小樽市堺町の臨港線通りとなったことが分かった。
 「路線価」は、相続、遺贈又は贈与により取得した財産に係る相続税及び贈与税の財産を評価する場合に適用する財産評価基準。国税庁は、平成22年分は今年1月に調査し、路線価及び評価倍率を記載した路線価図等をインターネットで公表した。
 小樽税務署管内の最高路線価となった小樽市堺町の臨港線通りは、於古発川から堺町交差点までの約850m。沿線には、かま栄や北一硝子などの企業が軒を連ねている。
 小樽の観光地であっても、路線価は、昨年の1㎡あたり16万円から、6.3%の1万円下落した。小樽市固定資産税課によると、この下落は、少なくとも5年以上続いているという。平成22年分 税務署管内の最高路線価
 小樽の不動産鑑定を担当する株式会社北2条不動産鑑定の石川明鑑定士によると、「小樽は、傾斜地が多いため、全体的に下がっている。最高路線価のところはそれなりに需要があるものの、リーマンショックによる観光客減が影響しており、調査した一月は、まだ回復していない時点のものなので下落する発表につながった」としている。
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