今夏のウニ漁終了!前年より9.9トンの6,189万円減


 天候不順の影響で10日遅れで始まった今夏のウニ漁が、8月31日(火)をもって終了した。漁期の短縮と豪雨による5日間の出漁見合わせなども影響し、昨年と比べて漁獲量は-9.9トン、漁獲額は6,189万円の減となった。
 ウニ漁は、毎年、5月10日から8月31日まで、銭函・張碓、朝里・船浜、手宮・高島、祝津、塩谷、忍路の前浜で行われ、約100人のウニ漁業者たちが水揚げする。
 今年は、今冬の海水温が高くエサとなる海藻の着生が少なくなり、ウニの身入りが悪くなった。このため、小樽市漁業協同組合では、異例のウニ漁解禁の延期の措置を取った。
 10日間の延期に伴い、漁獲量・漁獲高の減少が見込まれてはいたが、今夏は、8月の大雨により海が濁り5日間出漁を見合わせる事態も発生。これにより、今夏は、エゾバフンウニ(赤ウニ・ガンゼ)の漁獲量5.5トン・漁獲高9,357万7,407円、キタムラサキウニ(白ウニ・ノナ)6.1トン・1億81万 4,035円となった。2009(平成21)年のエゾバフンウニは7.2トン・1億2,248万6,151円、キタムラサキウニは12.5トン・1億 3,379万9,159円で、9.9トン・6,189万3,868円もの減少となり、市内のウニ漁業者に影響を及ぼした。
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