積雪深74cmに!大雪による交通障害に注意


0113.jpg 低気圧の影響で小樽市内は12日(水)夜から強い降雪に見舞われ、13日(木)08:00現在の積雪深は74cmとなった。これは、1月上旬の平年値63cmより11cmも多い。
 札幌管区気象台は、12日(水)22:42、「低気圧が津軽海峡付近にあり、急速に発達しながら北海道の南海上を進んでいる」と大雪警報を発令。13日(木)明け方までに最大降雪量を50cmと予報していた。
 断続的に強い降雪となったが風も強かったため、同気象台のアメダスでは、積雪は前日の12日(水)22:00から13日(木)08:00までで5cmしか積もらなかった。しかし、この12日(水)からの降雪の影響で、13日(木)朝、JR北海道の函館線の一部の列車に遅れが発生した。
 計測上は5cmでも、市内の道路や歩道、玄関前、車などには雪が積もり、市民は早朝から雪かきに追われた。スコップで雪かきをする人、除雪機で歩道を確保する人など、雪との格闘に汗を流していた。
 市内の道路脇には、除雪後の雪が高く積まれ大きな雪山ができ、車道の幅も減少。市民からは、「まだ排雪しないのか」、「あまり雪が高くなると危険だ」との声が上がっている。
 小樽市建設部雪対策課では、「10日から順次排雪を始めており、市民の方にはご迷惑をおかけしますが、バス道路などの幹線道路、市道と広い道路から入っております」としている。
 市の除排雪基準は、除雪は、積雪10cmでバス路線、15cmで市道に作業車が出動する。積もった雪を道路の両側に掻き分ける。1km当たり1万7,000円。
 排雪は、除雪作業で道路の両側に掻き分けた雪が2m以上高くなると、ダンプに積んで雪捨て場に運ぶ。1km当たり136万円。今年度の除排雪予算は9億5,000万円。
 同気象台では、現在、「風雪、波浪、なだれ、大雪注意報」を発表しており、交通障害に注意を呼びかけている。
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