退職手当債残高25億4,200万円 市議会予算特別委員会


 小樽市の職員の退職手当の支払いに充てる地方債「退職手当債」の残高が、2010(平成22)年度末で25億4,200万円に上ることが8日(木)の市議会予算特別委員会で分かった。
 濱本進議員(自民)は、退職手当債について質問。市財政部は、「退職手当債については、平成22年度末で25億4,200万円の残高がある。平成23年度は5億730万円。発行可能額は毎年の決算の状況により、試算は行っていないが、平成27年度までは毎年3億円程度借りられる」と明らかにした。
 中島麗子議員(共産)は、夜間急病センターについて質問。市保健所は、「実施設計は、年明けから7ヶ月、地質調査に3ヶ月、解体作業は24年6月末から 4ヶ月、本体工事は24年秋から7ヶ月で、25年4月中から5月前には建物が完成し、6月には全て終わる予定。解体や建設費の積算は出ていないので、全体の把握にはなっていない」と答弁した。
 斎藤博行議員(民主市民連合)は、夜間急病センターの空白時間について質問。市保健所は、「空白部分は、朝7時から9時、夕5時から6時までで、一次救急の空白時間と位置づけられている。外科については、事実上、済生会に診てもらっている」と答弁した。