「市老連」半世紀のあゆみ 50周年記念式典開催


seniorclub1.jpg 小樽市老人クラブ連合会(白井正孝会長)の創立50周年記念祝典が、11月6日(火)13:00から、グランドパーク小樽(築港11)5階「樹林」で開かれ、185名が出席した。
 市老連は、昭和35年、潮見台に松葉クラブが誕生し、昭和36年に真栄に花咲クラブ、赤岩に白寿会ができ、3クラブで連合を結成し、現在の連合会の土台となった。昭和37年5月に小樽市老人クラブ連合会発足。昭和38年7月に老人福祉法が制定され、老人に対する小樽市の体制が整い、各地にクラブが誕生した。横の連絡を取りながら、活動を進めようと発足し、50年が経過した。
 多い時には、約90の老人クラブで、8,900人が会員となった。昭和60年を境に会員数は横ばいで、クラブが解散したり、新会員が入るスピードが落ちたという。平成元年には、79クラブ・7,394人だったが、平成24年は、64クラブ・3,619人(男1,448人、女2,171人)と会員数は半減した。
 同会の活動は、各クラブでの親睦と交流を深め、交通安全街頭啓発、ボランティア活動、シルバースポーツ大会、シルバーエイジ作品展、演芸会と幅広く、健康づくりや生きがいづくりに励んでいる。
seniorclub2.jpg 白井会長は、「市老連は半世紀の月日を経て、今日、50周年の記念の催しを行うことができ、日頃の活動の賜物だと嬉しく思う。現在会員が減少し、立て直し盛り返していこうと考えているが、特効薬がない。魅力ある老人クラブを模索の状態。今日を機会に、市老連、各関係団体機関のご指導・ご鞭撻をいただき、賑やかなはりのあるクラブにしていきたい」と挨拶した。
 創立50周年感謝状贈呈式では、市老連前副会長の芦野和子さん他6名(前役員・前事務局員)に贈られた。代表して芦野さんは、「老人クラブは、健康・友愛・奉仕をテーマに生きがいを求め、助け合い、励まし合い活動してきた。感謝状は、身に余る光栄なこと。これからの活動が、ますます大きく、知識、技術を活かして、明るく魅力ある市老連であることを願っている」と挨拶した。
 中松義治市長が公務欠席となり、貞村英之副市長が祝辞を代読した。「10万以上の都市で、もっとも高齢化が進み、3人に1人が65歳以上となる状態。少子化や人口減少も進んでいる。人と人が支え合い、繋がり、地域力が求めれれる中、老人クラブの果たす役割がますます大きくなる。小樽市の高齢者が、いつまでも健康で生きがいにある生活ができるよう町づくりを進めたい。これまでの経験に基づくアイディアを賜り、市民力を活かした町づくりにご尽力をお願いしたい」と述べた。
 その後、祝賀会と続き、参加者は和やかな時間を過ごしていた。