アフリカの人物や動物をモチーフ アフリカンアート展


africanart2.jpg アフリカの人物・動物をモチーフに、ウガンダ・ケニア・ジンバブエの工芸家のリサイクルアートや天然素材を活かした作品や絵画など800点が並ぶ「アフリカンアート展2013」が、7月29日(月)から8月3日(土)まで、SPACEアルト(稲穂2)で開催中。
 小樽出身の高橋朋子さん(58)が代表を務める南部アフリカ・ジンバブエのジャナグルアートセンターが主催する同展は、札幌、神戸につづき小樽で3回目となる。SPACEアルトの会場では2011年9月に開催し、今回で2回目となる。同会場は木造の建物で、歴史を感じさせる家具を利用して展示。アフリカンアート作品をより引き立たせている。
 今年4回目となる高橋さん率いる同センターのバンドユニット「ジャナグル公演」全国ツアーは、6月4日の福岡公演を皮切りに、全国32公演、40日間のツアーを開催。7月9日の新冠が最後の公演となり、メンバーは、7月10日に帰国している。迫力ある踊りと珍しい伝統楽器が奏でる音色が、多くの観客を魅了した。

 今回のアート展には、人気工芸家Mr.ブッカー(ジンバブエ在住・31歳・男性)のリサイクルアート作品コーナーを設けた。瓶の蓋の王冠を作るメタルのシートやスプレー缶を伸ばし、パターン(型紙)に合わせて裁断して、カエル・カメレオン・キリン・トカゲ・ライオンに生まれ変わる。アフリカらしい動物が並び、これぞ、リサイクルアート作品と高橋氏も絶賛する。
 初登場のジンバブエの4人の画家による6枚の絵画も展示販売している。ジンバブエの町の中の人々や、洗濯をしている女性。アクリル絵具を使い、色鮮やかに描かれている。
africanart1.jpg 人形のモビールやアクセサリー、イプァという現地の草を素材に編んだ籠。イプァを編めるようにするまでが大変な作業だという。布を染めた1m×1.5mの大きなタペストリーには、キリンが描かれアフリカを感じる作品など、所狭しと並び、作品から力強さや楽しさが感じられ、アフリカの大自然で暮らす人々の思いが伝わってくる。
 高橋さんは、「作品の発想や素材から楽しんでもらいたい。ジンバブエの画家の絵では、鮮やかな色彩も楽しめる。店内の長い歴史のある家具とアフリカンアート作品がとてもマッチしている。是非、この機会に足を運んでもらいたい」と話した。
 SPACEアルトの内山直美さんは、「今年もアフリカのパワーをアフリカンアート展を通して感じてもらいたい。アフリカの素朴な作品から新しい発見もあり楽しみにしている」と笑顔で話した。
 アフリカンアート展2013 7月29日(月)〜8月3日(土)10:00〜17:00(最終日〜15:00)
 入場無料 SPACEアルト(小樽市稲穂2-16-7) 0134-25-5388
 問合せ 080-4046-2884 高橋朋子
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