カトリック小樽教会(オール・フランソワ・ザビエ主任司祭・住ノ江2)は、発足を記念して「能登谷安紀子ヴァイオリンコンサート」を、6月7日(日)11:00から同教会・住ノ江聖堂で実施した。信者や市民ら約100名ほどが集まり、ヴァイオリンの音色を楽しんだ。
同教会は、1897(明治30)年、米穀卸商(共成株式会社)の佐々木静二社長の邸宅として建立。1949(昭和24)年に、カトリック富岡教会の分教会として譲り受け、2つ目の教会・カトリック住ノ江教会が誕生した。
白い壁や八角形のサンルームがあり、和洋折衷を取り入れた木造平屋建て。聖堂前の広場は、近隣住民の散歩の途中の休憩場として親しまれている。
2015(平成27)年4月1日から、同教会とカトリック富岡教会が統合。カトリック小樽教会として発足したことを記念して、コンサートが開かれた。
コンサートを前に、オール司祭は、「4月1日から1つの共同体となり、神に感謝する。これを記念してコンサートを実施し、皆さんに楽しんでもらいたい。御御堂(おみどう)では、音楽を聞きながら感謝し、お祈りしてください」と挨拶した。
能登谷安紀子氏は、東京芸術大学大学院を修了。幅広いレパートリーのヴァイオリン演奏を行い、ソロやオーケストラ演奏などで札幌・東京・横浜を中心に幅広く演奏活動をしている。今年2月の「小樽雪あかりの路」に合わせ、同富岡教会でコンサートを開催している。
ピアニストの友清祐子氏は、東京芸術大学大学院を卒業し、ハンガリー国立リスト音楽院に留学し研鑽を積み、数々のコンクールで好成績を収め、現在、山口大学教育学部准教授、CMS(Creative Music Society)専属アーティスト。
能登谷氏オリジナル「雪明かりの町」をはじめ、バッハ/グノー作曲・アヴェマリア、ジャゾット作曲・アルビノー二のアダージョなどクラシックを中心に9曲を披露。御御堂はヴァイオリンとピアノの優しい音色に包まれ、聴衆を魅了した。
◎カトリック小樽教会HP
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