小樽信金38年継続!火災予防広報物寄贈


 小樽信用金庫(佐林史明理事長)は、火災予防に役立ててと、防火標語入りシャープペンと蛍光ペンの2本組・1,000セット(17万円相当)を寄贈した。
 その贈呈式が、4月5日(水)9:30から、消防庁舎(花園2)4階消防長室で開かれ、火災予防広報物が綺麗に積まれる中で、佐林理事長から土田和豊消防長に手渡された。
0405tarushin1.jpg この取り組みは、小樽に本社を構える同信金が、地域に根ざした活動として、1980(昭和55)年から38年間続けられ、その合計額は527万円相当となる。1987(昭和62)年と1992(平成4)年には、救急自動車が1台ずつ寄付され、寄附相当総額は1,260万円にも及ぶ。
 市の少年防火クラブ11団体189名・幼年消防クラブ31団体2,166名の活動や、消防本部主催の住宅用火災警報器設置促進活動でも、同広報物を活用する予定。
 時代に合わせ広報物も変化し、標語入り鉛筆や定規・カラーボールペンの年もあった。2005(平成17年)度からは現在のシャープペンと蛍光ペンのセットを寄贈し、幼・少年消防クラブの子ども達にも喜ばれている。
 また、2015(平成27)年度に、防火に対する意識を高めようと標語を募集したところ、78名175作品の中から、当時長橋小学校5年の小熊優太郎君の作品「坂のまち みんなで守る 防火の輪」が最優秀賞に選ばれ、小樽の防火標語とした。ペンやパッケージにも標語が記載されている。同標語は、年間を通じて本庁舎正面に設置した懸垂幕にも使われ、10年ほど同じ標語を使用する予定だ。
0405tarushin2.jpg 土田消防長は、「火災予防運動等に活用させていただき、市民の皆さんに防火意識の啓発に有効的となる」と感謝した。
 佐林理事長は、「ずっとお世話になり恩返しの思いを込めて、1980(昭和55)年から継続して実施している。来年1月には合併を控えているが、その後も継続して実施したい」と思いを述べた。
 4月20日(木)から30日(日)までの2017(平成29)年度春の全道火災予防運動に合わせ、小樽市でも、20日15:00から、新日本海フェリー株式会社小樽本店(築港7)で火災防御訓練を実施し、22日(土)14:00から、ウイングベイ小樽(築港11)5番街2階で火災予防啓発活動が行われ、同広報物を配布する予定。
 同信金は、新入学児童へ交通安全を願う自由帳の寄贈も、1972(昭和47)年から続けている。(写真提供:小樽市)
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