平成29(2017)年度北海道高等学校文化連盟後志支部美術専門部、第52回後志支部高等学校美術展・研究大会(双葉高校佐々木淳一校長・大会委員長)が、8月22日(火)~24日(木)の日程で、市立小樽美術館(色内1)1階市民・多目的ギャラリーで開かれている。
全道大会を目指して製作・挑戦した力作がずらりと並んだ。風景画よりも友達を描いた人物画や空想画が目立ち、高校生の若い感性が光る作品が一般公開され、若さならではの作品を楽しむことができる。
小樽潮陵・小樽桜陽・小樽商業・小樽工業・岩内・倶知安・共和・双葉・北星学園余市・北海道高等聾高校10校の水彩・アクリル・イラスト・切り絵・金工・塑像・鉛筆・ペンの86点が参加し、当番校は、双葉高校が務めた。
初日10:00から、同館1階研修室で開会式が開かれ、約70名が出席した。佐々木大会委員長は、「仲間と交流を深め、約90点の自信作を皆さんに見てもらって刺激をもらい、感性を高められる大会になればと思う」と激励した。
引き続き、双葉高校美術部・源玲部長は、「この大会は、1人1人が全力で取り組んで製作し、高文連で学んだことを、次に発揮してください」と挨拶した。
参加者は、展示作品を見て、気に入った作品を1人10点選び、3点の批評カードに記入する作業に取りかかった。
小樽工業高校1年の佐藤怜哉君と皆川浩輝君は、高校から美術部に入部し初めての高文連。参加作品は鳥のイラスト。
佐藤君は、「短い時間で描いたので、じっくり時間をかけて描いたほうが良かった」、皆川君は、「影をつけた方が良かった」とそれぞれに反省点を見つけ、レベルが高い同展で、今後に活かしたいと話した。
同校美術部からは15名が参加し、毎週火曜・木曜の15:30から17:00過ぎまで活動している。
午後からは、北運河のスケッチを予定していたが、雨でアーケード内でスケッチし、美術館や小樽市総合博物館運河館(色内2)の見学へ出かけた。
2日目の23日(水)は、顧問による作品審査が行われ、出展作品は一般公開される。最終日の24日(木)は合同批評会。顧問による私の1点と表彰式が開かれ、全道推薦作品は平面作品22点と立体作品2点・全道優秀作品候補に平面作品5点・奨励賞若干数を選考し発表される。