青果卸売市場で初セリ!威勢の良い声響く



 小樽市公設青果地方卸売市場(有幌町1)の2018(平成30)年の初セリが、1月5日(金)7:45から同市場1階卸売場で始まり、威勢の良い声が場内に響いた。
seikahatsuseri1.jpg 7:30からの初せり式では、開設者の森井秀明市長をはじめ、樽一小樽中央青果株式会社青山利夫代表取締役社長、道議会・市議会議員、仲卸人、買受人、セリ人など関係者約60名ほどが集まった。
 森井市長は、「人口減少による消費力の低迷や流通の多様化や変化による厳しい運営が続いているが、食材を新鮮なままに届ける市場の重要性は、ますます高まっていくと認識している。これからも、この市場がしっかり安定していけるように取り組みたい」と挨拶。
 業界を代表して青山社長は、「地域に根ざした生鮮食料品の拠点として役割を果たし、消費者への安定・安心・信頼確保・鮮度保持・品質管理を行い、地域における青果物流通の要として存続していく所存」と挨拶した。
seikahatsuseri2.jpg 同社今野強志販売部総括部長の発声で、3本手締めで気を引き締め、セリが始まった。
 メークイン・長いも・さつまいも・ねぎ・かぼちゃ・トマト・小松菜など野菜22.6トン、みかん・りんご・バナナなど果物6.3トンの計28.9トンが売りに出され、初セリ合計金額は約1,540万円となった。
 同市場は、1972(昭和47)年12月に現在地に建設され、45年が経過する。年間取扱量のピークは1978(昭和53)年度の約5万トンだったが、一昨年度は1万トンを切り、年々市場でのセリ取引は減少している。
 小樽市公設青果地方卸売市場
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