雪かき選手権2連覇!"えちごまさ雪"優勝



 第5回国際スポーツ雪かき選手権in小樽2018(松代弘之実行委員長)が、2月17日(土)に開催され、豪雪を逆手に取り、スポーツの力で除雪問題を解決しゲームを楽しんだ。
 今年3回目の出場チーム「えちごまさ雪」は、第1回目に準優勝、昨年は雪辱を果たし優勝。今年は、サムライをイメージした鬘(かつら)と定番の全身タイツで、若さと気合のチームワークを発揮し、スノーショベリング&ムーブトライアンでも1位。次のスノーマンコンテストでは、ユニークなスノーマンを16体も並べ、2連続で優勝を勝ち取った。
sportyukikaki1.jpg 今回は、15チーム90名が参加。小樽市観光物産プラザ(色内2)3番庫ギャラリーに集合して、第1競技の天神町でボランティア雪かきを実施。昼食は、同ギャラリーに戻り、小樽のソウルフード”あんかけ焼そば”を味わった。
 小樽マリン広場で開会式後、第2競技のスノーショペリング&ムーブトライアルを実施した。各チームから4名が出場し、1.8m×0.9m×0.9mの雪山を10m離れた陣地に運んでタイムを競う。
 チーム全員が女性だったり、メンバーの2/3が雪国生活概ね5年未満や全員が中学生の場合は、ハーフサイズ部門1.8m×0.9×0.45mに参加できる。
sportyukikaki2.jpg 5チームずつに分かれ3試合を実施、チームメイトや知人友人を応援する声が会場に響いた。中間発表では、1位「えちごまさ雪」・2位「スカッとさわやか」・3位「小樽野球協会」 となった。
 第3競技のスノーマンコンテストでは、芸術的センスを活かした雪だるまが、次々と現れた。
 今年からルールを改正して、目鼻口は、掘ったり雪を取り付けたものでは認められないことになり、必ず、色が付いた固形物やスプレーなどで着色する。
 雪を何層にも積み上げて水をかけて固定し、目と口をつけると表情が生まれ、帽子やマフラーで個性を出した。3つの競技すべてに参加することを条件に、総合得点で優勝者を決定。
sportyukikaki3.jpg 北海道観光振興機構と道庁観光局職員6名で作る「生HOKKAIDO」は、3回目の出場。北海道観光PRキャラクターキュンちゃんのかぶりものでPRしながら参加。
 松ヶ枝中学校チームは1・2年生7名が参加し、ハーフサイズ部門で優勝した。役割分担や作戦を決めるミーティングを行い、アイディアを出し合った。生徒会担当教師は、「引っ込み思案なところもあるが、イベントで盛り上がり、面白かったことを、普段の生活にも生かしてもらいたい」と話した。
 同ギャラリーで成績発表と閉会式が行われた。優勝した「えちごまさ雪」チームの越後雅之さんは、「無事に完全優勝でき、3連覇と言わず、10連覇したいくらい。地元小樽を盛り上げたいと思い、小樽で開催の大会に参加。小樽を一緒に盛り上げていこう」と喜んだ。




 松代実行委員長は、「低気圧が来ていたが、晴れて大会が無事に終了でき嬉しく思う。今後も学生を中心とした運営を目指し、温かく見守っていただければと」と挨拶した。
 5周年記念行事として、第1回雪かきサミットが開催され、腰の負担を軽減するスコップの開発についてや、伝統の桜陽高校の雪かきボランティアなどについて発表があった。
 大会結果
 フルサイズ部門
 ワールドスポーツ雪かきチャンピオンシップ部門(一般部門)
 優勝 えちごまさ雪
 2位 スカッとさわやか
 3位 小樽ソーシャルワーカー連絡協議会 そある
 4位 チームほっくー
 5位 The Absence of Dane
 6位 大阪女子混生チーム
 LGスポ雪チャンピオンシップ(自治体対抗戦)
 優勝 ザワトーカーズ
 インカレ・インターハイスポ雪チャンピオンシップ(大学・高校対抗戦)
 優勝 SGU法学部自治会
 ハーフサイズ部門(2チーム)
 優勝 松ヶ枝中学校
 国際スポーツ雪かき選手権in小樽2018
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