おたる水族館 創業60周年!多彩な記念イベント


 おたる水族館(祝津3)の通常営業が、3月17日(土)から始まる。創業60周年を記念する多彩なイベント等を用意し、多くの来場者をと呼び掛けている。
 同館は、1958(昭和33)年に北海道大博覧会海の会場として誕生。今年で60周年を迎える。開業当初から、北海道周辺に暮す寒流・暖流系の魚や淡水魚・熱帯魚、トドやアザラシ・オットセイ等の海獣類を飼育展示してきた。
 今回の特別展は、「北の海の動物たち」と題してパネルや標本展示を行う。トドの剥製と、ショーに参加したトドのサブロー(1990~2007)の骨格標本を初展示する。
0312aqua.jpg 海のパノラマ回遊水槽前では、解説パネルとプロジェクター・海獣カレンダーで、祝津の地と北海道の野生海獣達を紹介。
 海獣公園観覧通路には、3月17日(土)〜6月1日(金)はアザラシの出産に合わせ、人工哺育や長寿に関して紹介。6月2日(土)〜8月31日(金)は、トドに関連した出産子育て、ボスについて紹介する。9月1日(土)〜11月25日(日)は、トドとアザラシと漁業・給餌について紹介する。
 歴史を振り返る記念企画として、当時の様子や懐かしい飼育生物の写真展と新聞記事を掲示。同館の思い出を綴るメッセージツリーやエピソードも募集し、7月1日(日)から紹介する予定。
 同館では繁殖にも力を入れ、1968(昭和43)年トドの繁殖に始まり、オオセグロカモメ・ゴマフアザラシ・魚類を含め、これまで日本動物園水族館協会で規定の繁殖賞を16件受賞している。
 感謝企画のひとつとして、来館できない施設等へ出張出前水族館を実施。10月頃に余市養護学校を予定。
 定番のペンギンの海まで遠足や、バージョンアップしたイルカと飼育員が共演する水上パフォーマンスを披露。これまでよりも夜間営業期間を延長し、7月14日(土)〜30日(月)の土・日・月の9日間と9月15日(土)〜24日(月)の土・日・月の6日間、9:00から20:00までとしている。
 ゴマフアザラシのモンコとワカメが出産を予定。ゴマフアザラシのもえが、子育て休養も終わりショーに復帰。
 来場者数は、2017(平成29)年1月〜12月で約36万人。冬期営業12月〜2月は、日本人客が2016年度24,660人・2017年度27,366人、外国人が2016年度6,452人・2017年度10,480人と、28%を占め、冬は外国人が増える状況。今後、来館者増に向け、様々な企画を検討中だ。
 おたる水族館HP