DIY完成披露!50周年記念青少年ホーム祭

 小樽市勤労青少年ホーム (山本真由美館長)は、50周年とDIYプロジェクト完成を記念し、9月29日(土)13:00から15:30まで、同館内で青少年ホーム祭2018を開催。多くの市民が訪れ、イベントを楽しんだ。
 同ホームは、市内在住又は通勤通学している15歳~35歳の若者が余暇を楽しむための施設として、体育館や集会室の貸出のほか、サークル活動や講座を開講。
homesai1.jpg平日は、若者だけではなく一般市民にも開放し、平成30(2018)年度で50周年を迎えた。
 平成29(2017)年度の利用者は、青少年3,207人・一般9,575人。50年前の開館当初は、約3万4,000人が利用していた。
 50周年記念事業のひとつとして、若者の施設らしいおしゃれで温かい雰囲気を創ろうと、今年2月から1階を改装するDIYプロジェクトを立ち上げた。8ヶ月かけて、「ナチュラルカントリー」をテーマに実施。
 事務所のドア上壁や柱には、お知らせなどを書き込めるよう黒板シートを貼り、柱には、チラシなどを掲示できるようにマグネットボードの部分も作り、畳スペースやフロアーにもカーペットを敷き、寛げる空間にするなどアイディアを盛り込みながらリフォーム。
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 開催式では、迫俊哉小樽市長ら関係者、市民ら約60人が集まった。迫市長は、「この老朽化した施設を、プロジェクトの皆さんが、アットホームな雰囲気の空間に作り変えてくれて感謝している。若い人達が集まる交流の場として、新しい形を考えたい。これからのまちづくりは、若い人の力を借りて、こんな街にしたい等の意見を沢山もらい、小樽に住んで良かった、小樽で働いて良かったと思ってもらいたい。小樽の新しいまちづくりを皆さんと考えていきたい。そんな拠点になれば」と挨拶した。
 小樽潮陵高校放送局が撮影した8ヶ月間のDIYプロジェクトの流れを放映しながら、改装内容を説明。
homesai3.jpg ホーム入口ではフランクフルトなどの屋台、1階カフェではコーヒーやマフィン、13:30から2階軽運動場で、プロマジシャン竹田恭平さんのマジックショーやチョコレート講座、Hokkaido OTARU Loversによるインスタ講座、よさこいサークル翔楽舞の演舞が開かれた。
 2階集会室では、写真家鹿内太一氏の写真展やレジン製作体験、東洋水産の商品がプレゼントされるピンポンサーブ、小樽を拠点に子ども達にイベントを通じて思い出や遊びを知ってもらおうと活動するグループ「あそび場」も急遽参加し、子ども達にくじを提供し、ホーム祭を盛り上げた。
 山本館長は、「DIYプロジェクトの皆さんの力で、ホームロビーが改装され、予想以上の出来栄えとなり感謝している。若者の成し遂げるパワーに驚いている。50周年に合わせお披露目できてうれしい。今後、より一層充実した施設運営に努めたい」と完成を喜んだ。
 勤労青少年ホームDIYプロジェクト
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