小林バレエスタジオ 35周年発表会!

 創立35周年を記念した小林久枝バレエスタジオ発表会が、10月28日(日)16:00から、小樽市民会館(花園5)大ホールで開かれ、練習を積み重ねた華やかなステージを繰り広げた。
 同スタジオ所属の3歳から大人約70名の出演者とともに、道内外で活躍する当スタジオ出身の八幡恵介氏(スターダンサーズバレエ団)をはじめ、ゲストダンサー6名が加わり、記念公演に華を添えた。
kobayashiballet.jpg
 1983(昭和58)年に設立した同スタジオは、”クラシックバレエを身近なものに”と活動を続け、古典から創作まで本格的な作品を目指し、楽しくきめ細やかな指導を行い、小樽の芸術文化の振興にも力を注いでいる。
 プログラムⅠでは、1回目から13回目までの発表会を、写真と映像と踊りを再現して振り返った。プログラムⅡでは、スペインの文豪ミゲル・デ・セルパンテスの同名有名小説「ドン・キホーテ」プロローグ・3幕5場・エピローグが行われた。
 ドン・キホーテ役には伊藤謙一氏(伊藤謙一バレエスタジオ主宰・札幌市)、お茶目で華やかなキトリ役に、小樽潮陵高校出身で道教育大札幌校の二村桃子氏、情熱的でちょっぴり浮気者のバジル役には、2010(平成22)年に北海道バレエコンクール男子シニアの部銅賞受賞等の経験を持つ平史樹氏が務めた。

     


 個性の強いキャラクターが集まり、2場の夢の場では、幻想的な光景に包まれる中、ドン・キホーテあこがれのドルシネア姫や森の女王、愛のキューピットたちが踊り、観客を夢の世界へ誘った。貴族の館・結婚の場では、祝いの宴が催され、華やかな踊りで祝福。見応えのある発表会に拍手が続いた。
 市内在住の女性は、「2年前に続き、これで2回目の発表会。成長を感じ面白かった。怪我を克服した友達も出演していて上手だった」と感想を述べた。
 関連記事