こども手帳とNetガイドブック寄附 公衆電話会

 公益財団法人日本公衆電話会(武藤弘和会長)は、小学4年生対象のこども手帳(電子版)742枚と、中学生のためのネット安全Guide book 763冊を、小樽市(迫俊哉市長)に寄附し、10月23日(金)10:00から市役所(花園2)2階市長応接室で、同会・前川二郎理事と北海道総括支部長らが出席して贈呈式が行われた。

 

 同市では、2010(平成22)年と2016(平成28)年に同手帳を、2017(平成29)年に同bookの寄附を受けている。

 

 今回配布された同bookは、2019年に改定された最新版で、インターネットの便利さと実例を通して怖さを伝えて理解を深める内容と、相談窓口の連絡先が掲載され10ページ増えている。

 

 迫市長は、「当市は、ネットパトロール事業に力を入れている。大変感謝する」と挨拶し、林秀樹教育長は、「この教材は、子どもたちがどう情報社会と繋がるのか、使い方をしっかりと学んでいく時に貴重で、ぜひ親子で見てもらいたい」と期待した。

 

 同会は、1972(昭和42)年に設立、2012(令和24)年に公益財団法人として認定された。全国12エリアに分かれ、会員数約3万人で、北海道には1,000人弱、うち50人が役員。

 

 地域社会の安心と安全に関する情報提供と、健全な地域社会の充実に寄与することを目的に活動し、2010(平成22)年から全国の小学校へ、初版こども手帳を配布し、2017(平成29)年から、インターネットやスマホを利用するための基本ルールやネットに潜む危険などをまとめた、中学生のためのネット安全Guide bookを配布。ほぼ全国の自治体に配布が終わっている。

 

 同市主催の防災訓練では、公衆電話や災害時の伝言ダイヤルの使い方を実演して説明するブースも設けられている。

 

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