青色回転灯装備車3年ぶりの出動式 小樽警察署

 

 

 札幌方面小樽警察署(富岡1・本間博幸署長)では、春の地域安全運動(5/11〜20)に合わせ、5月11日(水)16:00からおたるマリン広場(港町5)で、青色回転灯装備車による出動式を3年ぶりに実施し、パトロールを強化し犯罪意識の高揚を図った。

 


 同署、おたる自主防犯ボランティア団体連絡協議会、小樽市防犯協会連合会(堀口雅行会長)、北海道警友会小樽支部、小樽市生活環境部生活安全課など約50名が参加。

 

 本間署長は、「小樽市内の犯罪状況について、3月末現在で刑法犯罪件数は57件で、前年度比で31件減少した。

 

 しかしながら、預貯金詐欺をはじめとする特殊詐欺の予兆電話、子どもや女性を対象とする声掛けやつきまとい事案の発生は後を絶たず、油断を許さない状況が続いている。こうした中、犯罪のない安全で安心して暮らせる地域社会を実現するために、警察による犯罪の取締りや各種防犯活動だけではなしえない。

 

 地域の皆さんの協力による青色回転灯装備車による通学路の見廻りやパトロール、街頭啓発活動、挨拶、見守り、助け合い運動の安全・安心どさんこ運動の実施など、継続して地道な取り組みがなによりも重要」と挨拶した。

 

 松井宏幸生活環境部長は、「安全で安全な社会を目指すためには、市民の防犯意識を高めるための環境づくり、地域一体となって犯罪撲滅に取り組んでいくことがなによりも重要であり、犯罪のない社会の実現に繋がるものと考える」と述べた。

 

 堀口会長は、「小樽市民の安心安全を実施すべく、警察、そしてボランティア団体の皆さんと連携を密にして、犯罪のない明るい社会の実現に向け取り組む所存」と鼓舞した。

 

 同協議会・西野博孝副会長による「我々一同は、自然と共生する歴史あるまち小樽の治安を守るべく、防犯活動や交通事故防止活動を実施している有志である。ひとりひとりの力は微力であっても、雫が大河となるような積み重ねは、安心して安全に暮らせる明日に繋がっているに違いない。

 

 春の地域安全運動に際し、自分たちのまちは自分たちで守る決意と誇りを胸に刻み、これよりそれぞれのパトロール地区で出動する」と出動宣言が行われ、パトカーの先導で、警察車両4台と青色回転灯装備車21台が一斉に出動した。

 

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