やっぱり夏は潮だね!3年ぶりおたる潮まつり開幕

 

 

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、3年ぶりとなる第56回おたる潮まつりが7月22日(金)に開幕。出発前に祭りの無事と成功を願う祈願祭が、梁川通り商店街で執り行われ、市民や観光客に祭りの開催を知らせる潮ふれこみが、例年よりもコースを縮小して同商店街駅前通り側から18:00にスタートした。

 

 コースとなった都通り・中央通り・駅前通りには、大勢の見物客が沿道を取り囲み、おたる潮太鼓保存会若潮隊が乗ったトラック2台を先頭に、4台の太鼓を載せた山車が続き、樽太鼓を響かせ練習の成果を披露した。

 

 踊りの先頭は、中野豊実行委員長と潮コンシェルジュ・山本奏美さんと髙橋彩華さんらの役員梯団、続いて、藤間扇玉社中・花柳旭輝社中・直江博子バレエ研究所・潮梯団の4梯団が、中央ステージの小樽第3号ふ頭まで踊り歩き、祭りムードを盛り上げた。

 

 中央ステージ周辺は、祭りに欠かせない露店が106店舗並び、今年は、キッチンカーエリアも登場して、長蛇の列ができるほど大勢の人々で賑わっていた。

 

 19:00から開祭式を執り行い、小町さんと大潟さんが総合司会を務め、松明の炎の中、小樽潮太鼓保存会と若潮太鼓の揃い打ちが鳴り響き、御神体として御神水を奉納する御神水奉納が行われた。

 

 石狩湾から汲み上げられた御神水は、佐藤雅美さんから潮コンシェルジュへ、そして中野実行委員長へ手渡され、祭りの安全を祈願し奉納された。

 

 中野実行委員長は、「多くの観光客や市民へ、第56回おたる潮まつりにようこそ。小樽がもっと元気になるよう祈念する」と開会を挨拶。

 

 引き続き、迫俊哉市長が、「小樽の発展を支えた海に感謝する祭り。来年は運河100年、元気な小樽を作り、祭りが成功裏に終わることを祈念する」と挨拶した。

 

 63年間続いたミスおたるが、今年からミスコンシェルジュに変わり、初代潮コンシェルジュの山本さんと髙橋さんは、「祭りに参加できることを喜び、皆さんに楽しんでもらえるよう、自身も楽しみながら祭りを盛り上げたい」と意気込みを述べた。

 

 恒例のカウントダウンで提灯が点灯され、再び5梯団が踊りながらステージを通り抜け、22:00までダンスやゴスペルなどのショーが行われた。

 

 同まつり開催期間に合わせて、旧北海製罐第3倉庫の西側壁面のライトアップ(プレ点灯)が実施され、辺りは幻想的な光景に包まれていた。

 

 7月30日(土)からは、小樽市制施行100周年記念事業「OTARU SUMMER FES 2022」として、当面の間、プレ点灯で点灯時間は日没から22:30まで。10月下旬頃から本格的なライトアップを予定している。

 

 2日目23日(土)は、13:00からまつりのメイン“潮ねりこみ”が行われる。

 

 ◎おたる潮まつり公式サイト(外部)

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