国際的視野を広げて! 小樽ユネスコ協会図書寄贈

 小樽ユネスコ協会(原田祥二会長)は、事業で不要になった企業等からのカレンダーを必要な人に格安で提供する、カレンダーリサイクル市で得た収益から国際的視野を広げてと、市立小樽図書館(花園2・鈴木浩一館長)へ新刊図書13冊(2万円相当)を寄贈し、3月12日(日)11:00から贈呈式を行い、安達久美子副会長と田澤真弓事務局長が出席した。

 

 1月11日(水)・12日(木)に小樽市総合福祉センター(富岡1)で、13日(金)・14日(土)に長崎屋小樽店(稲穂2)で実施された同会恒例のカレンダーリサイクル市の売上の一部から、国際的視野を広げるための趣旨にあった本を、同館司書が選書した13冊を前に、安達副会長から目録を手渡された鈴木館長は副会長に感謝状を贈った。

 

 1974(昭和49)年から続くこの寄贈は、累計冊数1,892冊にも及び、今回寄贈の13冊の本は、3月14日(火)から特設コーナーに設置して貸出を開始する。

 

 安達副会長は、「会員50名の小さな会。その中で、1974(昭和49)年から中断することなく実施してきた事業。世界に目を向けてもらいたいと先輩の心を受け継ぎ、特別な思いで続けてきたカレンダーリサイクル市の事業の収益金は、市民が買い上げたもの。それを市民に本として還元でき嬉しく思う。多くの市民が利用できることを祈念する」と挨拶した。

 

 鈴木館長は、「図書館司書にとっても、本を選書する機会は普段あまりできないので、担当者が頭をひねって選んだ。図書館は、本の好きな人だけではなく多くの人に利用してもらいたい。世界で起きたウクライナの戦争についても、実際に本を手にとって学ぶ場所となり、とてもありがたい。貸出が始まり、司書が選んだ本が市民に借りられると、司書もとても嬉しい」と話した。

 

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