小樽市長和町会 4年ぶりのもちつき大会

 小樽市長和町会(長橋3丁目・鈴木四郎会長)では、30年以上も前から続く恒例のもちつき大会を、12月3日(8日)4年ぶりに開催。5歳~14歳の子ども達13名と引率の保護者10名が参加した。

 

 昔は12月になると正月用の餅を各家庭でついていた伝統行事を、地域の子どもたちに伝えようと開催されている。

 

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止を余儀なくされ、2019(令和元)年以来4年ぶりとなった。

 

 同町会には70年も前から使っている臼や杵があり、役員20名が集合して8:30から準備に追われ、もち米15㎏を蒸かし、用意されたあんこ2㎏であんこもちを作って振舞った。

 

 鈴木会長は、「地域の子どもたちの楽しい1日となればと思う。実際に餅をついてもらうので、ぜひ体験してもらいたい。短い時間だが良い思い出になれば」と挨拶した。

 

 参加した子どもたちは、役員の手本を見て重たい杵を持ち、臼の餅米めがけてもちつき体験を楽しんだ。

 

 役員の中には、50年ものもちつきベテランもいて、9回に分けて餅米をつく作業が進められ、女性役員がつき上がった餅を伸ばして、あんこを入れてあんこ餅に整形し、のしもちにして切り分け、参加者に土産として振るわれた。

 

 コロナ前は、子どもたちも一緒に餅を丸めたり、みんなで食べたりしたが、今回は中止とし、餅ができるまで輪投げなどのゲームを楽しんでいた。

 

 杵でついたできたての餅の土産に子どもも大人も喜び、4年のこうへい君と2年かいと君兄弟は、「大人と一緒にもちつき体験して楽しかった。餅を食べるのも楽しみ」と話していた。