英語で紙芝居やゲーム 小樽高島小でユネスコスクール

 小樽ユネスコ協会(原田祥二会長)では、1月16日(火)9:00から、ユネスコスクール認定校の小樽市立高島小学校(高島5・篠崎大作校長)で、同校ニコニコ教室に併せ、4回目の同スクールを開催した。

 

 1〜6年の小学生68名が参加し、桜町とイギリス・ロンドンを行き来きしているイギリス人のケビン・クロスさんと小樽出身の広子夫人が特別講師となり、同協会員が司会や講師・ゲームなどを担当し、子どもたちにユネスコについて紹介。体を動かしながら英語を学び、楽しい時間を過ごした。

 

 ニコニコ教室は、長期の休みに実施されている自習時間で、主に冬休みの課題等に取り組んだり、分からない問題を解決する。6年生10名は3階の教室で、クロス夫妻と星副会長も加わり、生の英語を聞かせる英会話講習会に参加した。

 

 発音の違いなどを伝え、アルファベットに慣れようと、「これは何ですか?」などの短い文章での受け答えも練習。参加した児童は、「外国人の英語を初めて聞いて楽しかった」と喜んだ。

 

 同スクールが開催された体育館で、外園副会長は、「世界では戦争が続き、子どもの命が1万人も失われている。石川県では地震が起こり、不自由な生活をしている。

 

 今日はイギリスからクロスさん夫妻が来校している。皆さんは英語を勉強して、世界で困っている人を助けられる人になってください」と挨拶した。

 

 中川めぐみさんは、ユネスコ憲章に書かれている「人の心の中に平和のとりでを築く」について触れ、「教育を通じて平和の普及を目指し、地道な草の根活動を続けている」と紹介し、戦争が起きないようにするにはどうしたら良いか、戦争のない平和な世の中を願う紙芝居「のばら」を読み聞かせた。

 

 クロス夫妻が「a silly snowy day(ちょっとおかしな雪の降る日)」を読み聞かせ、その後4班に分かれて、アルファベットゲームを楽しんだ。

 

 子どもたちは走ってカードを取り、戻ってカード3つを並べて14〜20個の単語を作り、20個できたCチームが優勝した。

 

 須貝君は、児童を代表して「今日は体を動かしながら英語を学べて楽しかった。英語の興味が湧いてきた」と述べた。

 

 篠崎校長は、「外園副会長の紹介でクロス夫妻が来てくれた。次回はイギリスの話も聞かせてもらいたい。ゲームと読み聞かせを楽しみ、異なる文化の日本人以外の人と交流することはとても良い。勉強になったと思う」と話した。

 

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