没後91周年多喜二祭6/1・2開催 参加者募集

 小樽多喜二実行委員会では、没後91年となる2024(令和6)年小樽多喜二祭の日程と内容が決まり、参加者を募っている。

 

 生前の多喜二は、「小樽を本当のふるさとのように思う」と語り、小樽での多喜二祭は1946(昭和21)年以来48回目となり、多喜二の墓や文学碑・ゆかりの場所が沢山あり、多喜二の心をしっかりと受け止めようと企画。今回は、多喜二が墓を建てたと言われる(昭和5)年6月2日を軸に開催する。

 

 6月1日(土)、小樽市民センターマリンホールで記念のつどいを開催。参加費1,000円(高校生以下無料)。

 

 14:00から市民構成劇「2月20日多喜二のお母さんへ」と題して、壷井繁治氏の長編詩をもとに、大地巌氏・森一生氏の脚色演出で、多喜二と母セキの思いを、多喜二の生涯を思う同志の思いを市民有志が演じる。

 

 15:00から、小樽商科大学客員研究員・歴史民俗博士地域レジリエンス株式会社高野宏康代表取締役の記念講演「北海道の心臓と民の力—多喜二の見た小樽」を開催する。

 

 6月2日(日)11:00〜12:00に、奥沢墓地多喜二の墓前で、赤いカーネーションを参加者全員で献花する墓前祭を開催。これまで多喜二が亡くなった日2月20日に墓前祭を開催していたが、実行委員会の高齢化に伴い、昨年は7月14日に開催し、今年は多喜二が墓を建てた日に初開催する。

 

 14:00〜15:30は、小樽市民センターに集合しガイドマップ「多喜二と小樽」を見ながら、多喜二の作品や運動・闘いの舞台を徒歩で巡る。募集30名程度・資料代500円。問合せ:080-6099-1815 小樽多喜二実行委員会事務局。

 

 ◎関連記事